GVBインプレッサとKZ1000とCBRと。

インプレッサGVBとCBR250RRとKZ1000の整備記録と備忘録ですが良くも悪くも誰かの参考にでもなれば幸いです。

CBR250RR[MC22]のレストア記録 ③キャブレターオーバーホール編 その1 キャブの取り外し

前回の記事で手元に届いた時点での車両の状態を紹介したCBR。

かなーりボロボロの外装は一旦おいておいて、まずはエンジンをかけるべく今回はキャブのオーバーホール編です。

 

 ↓前回の記事はこちら 

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なぜまず最初にキャブから手を付けたかというと、どのみち行う作業だからです。

この時点でエンジンがかからない原因がはっきりとわかっていません。バッテリーは新品でセルモーターは回るということぐらいしか分かっておらず、エンジンがかからない原因はキャブかもしれませんし、電装系に不具合があって火花が飛んでいないのかもしれませんし、可能性の話だけだとエンジン本体から点火タイミングなどの細かい話までいろいろと考えられます。

そういう時はやはり可能性の高いと思われるところからチェックしていき一つ一つ潰していくしかありません。

この車両の前オーナーの話によると3年前はエンジンがかかっていたとのことですので、この話を信じるならエンジンの始動はおろか通電もせず3年間ほったらかしにしている間に配線が切れるとかどこかがショートするとか機械的な破損があったと考えるよりは、キャブの中のガソリンが変質して固着しているような状況の方が可能性が高いと考えられますし、仮にほかに原因があったとしても今後このCBRに乗るうえでキャブのオーバーホールはして損はない、つまり無駄な作業ということにはならないだろうと考え、キャブのオーバーホールから始めることにしました。マニュアルに沿って確実に作業ができればエンジンがかからなかった時も『キャブ以外』で考えることができるため原因究明も進展していきますからね。

 

ということでまずはキャブレターをオーバーホールするべく車体から外す作業からです。

事前に必要となりそうな部品を調達しておこうかとも思ったのですが、今回のレストアは急ぐ必要が全くありませんので、まずは分解して劣化している部品などを確認したうえで無駄なく注文することにします。再利用できそうな部品は再利用した方が経済的ですから。

 

キャブを外すためにはまずはタンクを外します。

上下というか前後に1本ずつのボルトで固定されているだけなので簡単に外せます。

ボルトを外したら少し浮かして燃料コックにつながっている燃料ホースと負圧ホースも抜きます。ホースは固着していましたがどのみちこの機に新品に交換する予定です。なので遠慮なくプライヤーで挟んでグリっとひねって外しました。再利用するなら慎重に外さないといけませんが、古くなっていると弾力が失われカチカチになっていて無傷で外すのが難しい場合も多いですし、硬化しているとその後も漏れる心配をしないといけなくなりますので、特に燃料ホースは新品交換が安心です。

ホースが抜けたら燃料コックが引っ掛からないように気を付けながらタンクを持ち上げれば良いのですが、持ち上げる前に外したタンクを置く場所を考えておいた方が良いです。底面から燃料コックが生えていますので平らな地面にはおけませんので・・。事前に決めておかないとタンクを持ったままウロウロしてアタフタすることになってしまいます。私はなりました。

↓タンクが下りた状態

※わかりにくい構図ですいません、この写真しかなかった・・

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タンクを外すとエアクリボックスがドーンと出てきますのでそれも外します。

エアクリは何層かの部品で構成されていますが上から順番に見えるボルトを外していけばいいので外すのはそんなに難しくないです。こんなに必要なの?って思うくらいたくさんのボルトが使われていますのでめんどうですが。途中ホースもつながっていますがこれも外します。

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外してびっくり!ついていたエアクリはほぼ新品のようでとってもきれい。

外装がひどい状態でしたのでどんなに汚いフィルターが出てくるのかと思っていたのですが、これは交換の必要はなさそうです。先走って買わなくて良かった。

 

エアクリをはずすとキャブとご対面です。

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実はあとからマニュアルを見て気づいたのですがこれだと『外しすぎ』でした。

この上に次の画像のファンネルがついている状態で車体と脱着するのが正しいようです。私は先に外しちゃいました。

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別にどっちでもいいと思うのですが、キャブの脱着の際に力入れやすいとかゴミが混入しにくいとか、ポロっと落としたネジがエンジンの中まで転がっていかないようにとか、そういった何かがあるのかもしれません。

 

エアクリが外れたらキャブにつながっているケーブル類を外します。

アクセルの引きと戻しで2本、チョークケーブルで1本の計3本。

アクセルケーブルはどう見てもボロボロで要交換ですので、今回はスロットル側で外しました。交換しないなら狭いですけどキャブ側で外した方が良いと思います。

あとアイドリング調整用のスクリュも生えてますがこれはキャブと一緒に外せばいいのでフレームに固定されているクリップだけ外しておきます。

 

最後にキャブとエンジンを繋いでいるインシュレーターのバンドを緩めます。

フレーム側面にそのため?の穴が開いていますのでそこからドライバーを突っ込んで4気筒分エンジン側を緩めます。車体の左側の穴から3気筒分、右側の穴から1気筒分アクセスできるようになっていますので狭いですが頑張って緩めます。ドライバーは長いものや短いものなど数種類あると便利です。

 

そこを緩めるとあとはエンジンにゴムのインシュレーターがはまってるだけですので、グリグリしながら持ち上げれば外れるはずです。

・・・外れるはずなのですがビクともしません。

おそらくインシュレーターのゴムが硬化してガッチリはまってしまっているようです。

せまーい隙間から潤滑材をスプレーしてみても効果なし。

車体が動くほど力を込めてゆすってみても微動だにせず。

まだどこかボルトで止まっているのかと思って確認するもやはりインシュレーターが刺さっているだけ。

もう半ばヤケクソで傷が付くのを覚悟でフレームを支点にタイヤレバーでキャブ本体にひっかけて、てこの原理でグイっとしてやっとこさ外しました。

↓外れたキャブレター

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燃料ホースにはキャブに残っているガソリンが垂れないようにキッチンペーパーが詰めてあります。

↓キャブレターを外したエンジン側

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とりあえずこれでキャブレターが外れました。インシュレーターが固着していて余計な体力と時間を消費してしまいましたがひとまず順調です。

ここまでで難しいところは無いと思うのですがしいて言えば、ボルトを緩める際になめないように注意することでしょうか。ボルト自体も古いですし六角ではなくプラスネジが多いのでしっかりとドライバーを当てて力をかけて緩めないと、狭いところでなめてしまったら本当に大変です。

 

すこし長くなってしまったのでここらで一旦区切ります。

次回は『④キャブレターオーバーホール編 その2』でキャブ本体の分解整備の予定です。
お楽しみに~?

 

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CBR250RR[MC22]のレストア記録 ②購入車両の状態確認編

CBRレストア記録②

前回の記事で紹介した、ヤフオクで買った不動状態とのCBR250の購入した時点での状態を紹介します。

 

 ↓前回の記事はこちら

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 『3年前はエンジンはかかった。それ以来放置で今は知らん。』という今回購入したCBR。

現時点ではエンジンがかからないとのことですので、当然自走で引き取れるわけもなく、バイク輸送のアイラインさんのトラックで我が家に運ばれてきました。

ヤフオクでの購入ですので事前に何枚かの写真を見て購入を判断したとはいえ、実際に見るのは初めてなので色んな意味で初対面はドキドキしました。

 

まずは外観のチェック!

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どこからつっこんでいいものやらですが、この時点での状態を羅列していきたいと思います。

・サイドカウルがない。

・ホイールがムラサキ!うーん

・しかもフロントは曲がってる。

・テープで補修(?)してある!

 (意味あるのかな?謎)

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・タイヤは前後とも溝が無い。エアもれはしてない。

・フロントアッパー片目のFRP社外品

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・タンクは純正?へこんでる。

・オールペン(?)してあるけど缶スプレー?雑!

 (うっすら純正塗装の柄が・・・)

・マフラー汎用スリップオン。ほぼ刺さってるだけ。

・フレーム塗装してある。ブラウン?結構キレイ。

・ステムも塗装してある。ラメラメ!結構キレイ。

・BEETのステッカー貼ってある。BEET製品は見当たらず。笑

・ヨシムラのステッカー貼ってある。ヨシムラ製品は見当たらず。笑

 (しかもマフラーでちょうど見えない位置に)

・走行距離13,912km。真偽不明。

 (本当なら少なくて嬉しいですが・・)

・ウインカー社外品が両面テープで貼ってある。雑!

・スクリーン割れてる。欠けてる。黄ばんでる。

・テールランプスモーク塗装?雑!

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・ブレーキレバーもクラッチレバーも曲がっている。

・ミラーが割れてセロテープで補修してある。

 (立ちゴケでもしたのかしら)

・リアシート開閉のキーシリンダー付いてない。

・などなど

分かっていた事ですのでショックはありませんが、外装はボロイ!

割れたパネルをタイラップで縫ってあるし、タンクやシートカウルの塗装も下地処理が充分ではないまま塗られたような感じ。あまり丁寧ではない方・・というか細かいことを気にしない大らかな方のもとで暮らしていたようです。

ただ、フレームの塗装は明らかにプロの手によるものと思われるクオリティ。タンク・カウルの塗装は明らかに素人によるものと思われるクオリティ。このあたりからも歴史を感じられます。

とにかくボロボロの外装ですがレストアの順序としてはまずは走行に関する部分からになると思いますので、外装というか見た目の改善は後回しにします。

見た目をピカピカにしても走らせられなければ意味がないですものね。

 

そして肝心のエンジンコンディションのチェック。

出品者の方がバッテリーは新品に変えてくれたということで、タンクを外して燃料サブタンクを繋いでキャブにガソリンを満たし、ドキドキしながらキーをひねります。

各種ランプはつく!

ニュートラルを確認し、キルスイッチを確認し、スタートスイッチを押すと・・・

 

キュルルルルル・・・・

 

キュルルルルルルル・・・・

 

まあそりゃそうですよね。

セルは元気よく回っていますがエンジンはかかりそうな気配もありません。

でもはじめからこの時点でかかるとは思っていませんので大丈夫。

むしろじっくりレストアするつもりで買ったわけですから、これで元気にかかってしまったら楽しみ半減ですよね。

なにせ今回は車両が届く前にサービスマニュアルとパーツリストを購入してあり、きちんと直そうという気合が違います!

キャブ?電装?エンジン本体?考えられる原因はこの時点ではたくさんありますが、これから順番にトラブルシューティングしていってちょっとずつ直していきたいと思います。純正部品は廃盤の物もありそうですが、幸い人気車種のようですし社外の部品も活用していけばほとんどの不具合は何とかなるでしょう!

 

次は『③キャブレターオーバーホール編』の予定です。
お楽しみに?

CBR250RR[MC22]のレストア記録 ①車体購入編

これまで私が所有しているバイクはカワサキのZ1000Aの1台だけでしたが、もっと軽くて扱いやすくて安心してツーリングに行けるような、そんなバイクが欲しい!と思い立ちまして。(決してZをディスっている訳ではありません。)

しかし、マイホームのローンがのしかかる私にはバイクとはいえ2台分の維持費はなかなかに厳しい。
そこでまず検討したのは125ccの原付二種のバイク。
高速道路には乗れませんが、原付と違い30kmの制限もありませんし、二段階右折も必要ないし、やろうと思えば2人乗りも出来る!
任意保険も普通車の保険の原付特約で入れば安上がりな上に税金も安く、もちろん車検もない!維持費の事だけ考えると最高の選択肢!
‥と、思ったのですが「これだーっ」と思える車種を見つけられず。
やっぱり非力そうだし(当たり前)、どうせなら高速にも乗れた方が用途の幅も広いし‥などと方針がブレていき、思考回路はだんだんと250のバイクへ。

250ccも車検はないし、税金も任意保険も原付二種とそんなに大きく変わるわけじゃない!と自分に言い訳しながら250のバイクを物色。
やっぱりかっこいいなと思うのは古めのネイキッド。
でも、そもそもの発端は「故障の心配をせずに安心してツーリングに行けるバイクが欲しい」なので、今回は旧車は避けてインジェクション車で探します。
でも250のバイクで最近のは単発や二気筒の物ばかり。
それぞれにメリットもあるのでしょうけど、なんとなくひっかかる。
別に気筒数でマウントを取りたいわけじゃないのですが、自由に選べるなら4気筒で高回転まで回るエンジンの方が好みかなあと。
そうなると、気になるのはカワサキのZX-25R!
20年以上(適当)ぶりの国産4気筒250ccが巷ではかなりの盛り上がりのよう!
見た目も当然イマドキでカッコいい!
まさに今の私が求めているバイクはコレだ!
このタイミングで発売なんて運命的とさえ思える!
で、予想価格を調べてみると・・・

ひゃくまんえん以上!?

ハイ!なし!

そうなると4気筒にこだわるなら往年のニーハンマルチで探すしかない!
それもどうせならネイキッド2台並べるよりも、今まで馴染みのなかったレプリカ系に乗ってみたい。
ということでYAMAHAFZRやらカワサキのZXRやらも検討しましたが、そのあたりではHONDAのCBR250RRが一番スタイルは好み。
カムギヤトレインなんて機構も当時の最新(哀愁)な感じがしてステキ。
そのCBR250RRの中でもなるべく新しいものが良い!
ということで90年以降(適当)のMC22型を探します。

まず以前から付き合いのある某有名バイクチェーン店の店長を訪ねて、
CBR250RRのMC22を全国の在庫から探してもらうと、
『約60万円ぐらいならあります!』。
『ずいぶん高くなっちゃってるんで大人しく新しい車種にしといた方がいいんじゃない?(どうせあんまり乗らないんだし)』との素っ気ない感じ。笑
おっしゃる通り、売り場にはキレイなYZF-R25やNINJA250が50万円以下で並んでます。
またしてもグラグラする気持ちを持ったまま、ため息をつきながら退店。
たしかにお店としても30年も前のバイクをある程度の責任をもって販売しようと思うとメンテも必要ですしリスクもあるので、販売価格が高くなってしまうのも仕方のないことかもしれません。

でも超高回転まで回るというエンジンへの興味を押さえきれず、それならと次はヤフオクで物色。
こちらでもバイクショップが出品しているようなきれいな車両は同じような価格設定。
ただ、個人が出しているようなものは2/3ぐらいの価格でも買えそう。
ただ言うまでもなく状態はそれなり、もしくは不明で、エンジン始動動画なんかも載せてくれている方もみえますが本当の事は分からないので、ヤフオクで買うのは一か八かになりそう。
だけどレストアを楽しめればそれでも良いし、整備を通じて自分のスキルアップにもつながればそれはそれで有意義かもと思いヤフオクでの購入を決意!
その頃には『安心してツーリングに行けるようなバイクが欲しい』という最初の目的は完全に吹っ飛び、
インジェクションを買うんだと言った自分の言葉も完全に失念し、30年前のキャブ車を夢中で探します。

そんなある日、けっこう状態の良さそうな車両を相場からするとかなりお値打ちな価格で落札出来たではありませんか。
説明文に書いてあることが本当なら、レストアどころかそのまま乗り出せちゃうような状態で自宅でバンザイして喜びます。
ところが・・・何日待っても出品者からの連絡は来ず。
もちろんこちらからは何度も色んな手段でご連絡差し上げたにもかかわらず、まったく音信不通。
さすがの私も連絡が取れないうちから支払いをするほど不用心ではありませんので金銭的な損害は無いので良いのですが、他の車両を購入してから取引を強制されても厄介なので取引の意思が無いのであればハッキリしてほしいな~と思っていると、

いきなり『落札者の都合でキャンセルしました!悪い落札者です!』との評価を受けました。

ハァッ!?

出品側は商品が落札されるとその金額に応じてヤフオクに手数料が発生するんですよね。
実際に取引したかは関係なく。
でも自分の都合で取引をキャンセルすると、売る気もないのに出品したということで自分に悪い評価がついてしまうので落札者が悪いことにしてキャンセルしてやれ!ということだと思うのですが、
ひどい話です。私が何をしたっていうのでしょうか(泣)
思ったより価格が上がらず売る気がなくなってしまったのかもしれませんが、それなら自分の非として悪い評価を受けつつ取り下げるのがスジだと思うのです!
というか、そもそもオークションってそういうものだと思うので、それが嫌なら出品時の価格設定を・・・ウダウダ!
と、いつまでも音信不通の相手に届きもしない文句を言っていても仕方ないので、モヤモヤを飲み込んで次に目を向けます。

そんなこんなで紆余曲折を経てこのたび縁があったのがこちらの車両!
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最初の思いは本当にどこへ行ったのか!購入したのはなんと、いわゆる不動車です!
『約3年前はエンジンかかってた』というポンコツを購入する!という一か八かの賭けに出てしまいました。笑
画像で見ても分かるホイールの歪み、カウルの欠品、純正ではない塗装、と明らかに良好とはいえないコンディション!

ただ不動車だけあって価格はかなり安く購入することができましたので、欠けている部品や修理に必要な部品代を考えても逆に高くついちゃうということはなさそう(希望的観測)です。
ちなみにこの車両の出品者の方は迅速で丁寧な対応の方でした。
もちろん登録に必要な書類はありますので、『安心してツーリングに行けるバイク』を目指してコツコツとレストアしていきます。

というかコレを書いている今現在、すでにあらかたの作業は完了し実際に公道を走行できております。
ですのでしばらくはこのヤフオクで買ったCBR250RRのレストア記録を少しずつ紹介していければいいなと思っています。

ちなみに当初の目的から大きく外れてまさかの30年前のキャブ車を買ってしまった私ですが、
嫁さんからは『どうせそんなような事になると最初から思ってたよ』とありがたいお言葉をいただけました。

次は『②購入車両の状態確認編』の予定です。
お楽しみに?

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DIY カワサキ[Z1000A] キャブの同調調整をしてみた話

以前から聞いたことはあった同調調整という言葉。

やってみたいとは思っていたものの、設備面でも技術面でもなんとなくハードルが高くて今まで手を出せずにいたのですが、この度思い切ってチャレンジしてみましたで、その話を。

 

そもそも同調調整というのは何かと言いますと、(素人の私なりの解釈で、かつ簡単に言うならば、)複数気筒のエンジンの気筒一つ一つが同じ力で回るように、それぞれの気筒が同じ量の空気を吸うように調整することです。(よね?)

例えばZは4気筒ですが、1番と4番の気筒では頑張って回っているのに2番と3番の気筒はやる気がなくてあんまり頑張っていない、となると当然ちぐはぐになってしまいスムーズさに欠ける事になってしまいます。 

やはりエンジンがスムーズに回るためには4気筒の力がそろっている必要がある(らしい)のです。

それぞれの気筒の出力を揃えるには当然キャブのセッティングやエンジンの圧縮などが揃っていることはもちろん、空気を吸い込む量もそろっている必要があります。

例えばアクセルオフのアイドリング状態でも、スロットルは完全に閉じている訳ではなく、アイドリングするために必要な空気を吸い込むためにわずかな隙間が空いているわけですが、この隙間を揃えようというのが今回の目的です。

(※今回の手法からすると、正確には同じ空気量を吸い込めるようにそれぞれの隙間を調整しよう。のほうが正しいかもしれませんが。)

この同調が狂っているとアイドリングが不安定になったり、スムーズに吹け上がらなかったりといった影響が出るようなので、それこそまさに私のバイクの悩みの一つ!

そこで、これらの改善を見込んで今回チャレンジしてみました。

 

まずは必要な道具を揃えなければいけません。

それぞれの気筒がどれぐらいの空気を吸っているのかが分からないと調整しようがないので、負圧を計測するためのメーターが必要になります。

今回の作業のために購入したもの①

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4連バキュームゲージです。

STRAIGHT(ストレート)さんというメーカーさんの物です。

14,800円でした。

一つの負圧計を分岐させて接続しそれぞれの気筒ごとに順番に揃えていく方法もあるようですが(詳しい説明は割愛)、作業手順が増えるし、ただでさえ慣れない作業がより複雑になりそうだったので、奮発して一番わかりやすい4連メーターでの計測を採用しました。

ただこの4連メーター選びもかなり悩みまして。

1万円を切るようなものから何万円もするような高価なものまであり、結果的には通販サイトのレビューなどを見て、価格も許容範囲かつそれなりに高品質との評価の多かったこの商品にしたのですが、どの商品も決め手に欠き本当に悩みました。

特に計測機器は正確じゃないと意味がないものですが、計測機器が正確かを計測した情報はなかなかなく商品選びに困りますね。

とはいえウダウダ言ってると話が進まないので、買ったからには正確と信じて使用したいと思います。実際に届いた商品を見ても思った以上に安っぽくなくて良さそうです。

Zはキャブとエンジンをつなぐインシュレーターという部分に負圧計測用の口があるのですが、そこに接続するためのホースもメーターに付属していて、その点も良かったです。

↓画像中央のキャブとエンジンの間の部分。

 下向きに出ているキャップを外してホースを接続する。

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(もちろん4気筒それぞれのインシュレーターに接続できるようになっています。)

 

今回の作業のために購入したもの②

ガソリン用サブタンクです。

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同調調整はキャブの上部を開けて作業するので当然、燃料タンクが邪魔です。

なのでタンクを外すことになるのですが、計測中はもちろんエンジンをかけないといけませんので燃料を供給しなければいけません。

そこでこのサブタンクを接続し上から吊って点滴のようにガソリンをキャブに送り込む作戦(?)です。

 

で、準備完了の図がこちらです。↓

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①キャブの調整ですので油面が揃うようになるべく車体は水平が良いと思うのですが、残念ながらバイクスタンドは無いので、サイドスタンドの下に角材を挟んで水平にし、逆側に倒れないようにジャッキで支えています。

②調整に時間がかかってオーバーヒートしないように扇風機で風を当てています。(扇風機が弱くて気休め程度です。工場などにあるオレンジのデカいのが欲しいです。)

③燃料タンクは外してサブタンクがつながっています。私のバイクは左右に分かれているのでサブタンクが二つあります。ひとつから分岐しても良かった。)

④4連メーターにはインシュレーターからそれぞれホースがつながっています。

⑤事前にアイドリングしてエンジンを温めてあります。

⑥見ての通りサブタンクや燃料・電球を吊っているのは脚立。ダサいけど十分な活躍。

⑦キャブのトップカバー(ふた)は外してあります。

 

準備ができたらエンジンをかけます。

エンジンをかけるときはバキュームメーターの根元の部分を締めこんでおきます。

いきなりドカッと過剰な負圧がかかるとメーターに良くないようで、説明書にもそう記載されています。

エンジンがかかったらゆっくりと緩めてやると負圧がかかりメーターの針が動きます。その時点では針はブレブレでどこを指し示しているのかわからないのですが、今度は逆にゆっくり締めこんでいくと針が落ち着いてきます。4つとも緩める→絞るを行います。

最初の時点でのメーターがこちら↓

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見事にバラバラです!嬉しい!

こういう時、複雑な感情なのですが、異常がある方が嬉しくないですか?

仮にこの時点でビシッと揃っていたりすると改善の余地がないことになりますので、異常があった方がせっかく機材を購入した甲斐があるというものです。

バラバラなことが確認できましたので、エンジンをかけたまま調整に入ります。

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キャブのふたを開けたところにある↑の画像中央のナットを緩め、マイナスドライバーでイモネジを上下することで下にあるシリンダーを上下させて空気の通り道を調整する仕組みです。で調整したらナットを締めて固定する。この繰り返しです。

メーターを見ながらイモネジを回すと針が動きますので4つとも揃うまで調整すればいいのですが、これがなかなか難しいです。

というのも、一つを触るとほかの3つも影響を受けて上がったり下がったりします。

それに伴ってアイドリングも上がったり下がったりするので、アイドリング調整ダイヤルも随時調整します。

細かいことをいうと〇番を基準にする。などいろいろあるようなのですが今回はとりあえず4つが揃うことを目標にちょっとずつ調整しました。

で、最終的にはこちら↓

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4つとも同じ値を示しています。

この過程で明らかにアイドリングの音が変わっています。今まではあまり気にもしていなかったのですが、揃ったというか落ち着いたというかスムーズな音に変化しています。

プラセボ(思い込み)かとも思いましたが、何の作業をしているか知らない通りがかった家族にも音の変化を指摘されましたので間違いなく変化しているようです。(動画でも撮っておくべきでした。)

ということで今回の作業はこれで終了です。メーターを外し、キャブに蓋をして、タンクを戻し、片づけたら完成です。

正直言ってこの作業手順が正しいのか分かりませんし、『キャブを触る』のは私の中ではハードルの高い作業なのですが、そんなこと言ってても仕方ないので少しずつ出来そうなことにチャレンジして経験を積んでいきたいと思います。

 

ところでその後、実際に走行してみた感想なのですが、走りに関しては違いが明確に分かるといえるほどの変化は感じませんでした。が、少なくともアイドリングから低回転時の排気音のバラつきは明らかに減ったように思いました。

致命的な故障修理などではなく、この手のメンテナンスは何か一つでガラッと変わるということは無いと思いますので少しずつ出来ることを増やしてコツコツとメンテを積み重ねていってあげたいと思います。

DIY カワサキ KZ1000Aのチェーンのメンテナンスをした話

あまり普段からチェーンに意識を向けていなかったのですが(これがそもそも良くなかったです。反省しました。)今回Zのチェーンのメンテナンスをしまして。

 

というのも他の方のバイク(HONDAのCB400)で『エンジンブレーキがかかるタイミングでシャラシャラと異音がする』という症状で、バイク屋さんに検査してもらったところチェーンの汚れが原因だったという話を聞きまして。

聞いた話なので詳細は分からないのですが、異音自体はエンジンからしているとも感じるような音だったのに原因がチェーンで驚いた。という話だったので、そういえば私のZもチェーンはしばらくチェックしてないなぁと。

 

そこで今回ケミカルや道具をそろえてメンテナンスを行いましたのでそれについて書きたいと思います。

 

使用した道具その①↓

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バイク用ローラースタンドです。通販(モノタロウ)で2,990円でした。

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この2つのローラーの上にリアタイアを乗せると、タイヤが空転して車体を動かさなくても手でタイヤを回してチェーンが回せる優れもの(?)です。

もちろん、スタンドで持ち上げてもいいのですがこちらの方が気軽に使えてよいかと思い今回購入しました。

そもそもセンタースタンドがあれば不要なんですけど、無いので仕方ありません。

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スロープはそんなにキツイ傾斜じゃないので、重たいZですがそんなに苦労せず押して乗せられました。

意識するのはスムーズに回すためにもなるべくまっすぐ載せることでしょうか。

もちろん荷重が掛かっていますので浮かした時ほどクルクル回るわけではありませんが、『ヨイショッ、ヨイショッ』ぐらいの力で回せます。

 

改めてまじまじとチェーンを見るとかなり汚れています。↓

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いろいろ調べてみると本当はもっと頻繁に掃除や注油をすべきものだったみたいです。

知識のなさを反省。これからはこまめにメンテしたいと思います。

・・・というより、すでに交換時期かも?

様子見てそのうち早めに交換したいと思います。

とりあえず今日のところは清掃・注油します!

 

使用した道具②チェーン掃除用のブラシ↓

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三面を一気に掃除できる便利グッズです。

これも通販(モノタロウ)で589円で購入しました。

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色んな商品があるものですねぇ。

知っている人からすると以前から存在するあたりまえの商品なんでしょうか?

感心してしまいます。

 

使用したチェーンクリーナー↓

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『シールチェーンにも使える』を購入しておけば間違いないとのこと。

逆に明記していないものは掃除するつもりがかえってチェーンを傷める可能性があるとのことですので気を付けたいです。

ゴム部分を傷める可能性があるのでパーツクリーナーはもってのほかとのことです。

 

タイヤやチェーン以外の余計なところにかからないように気を付けながらクリーナーを吹きかけてブラシで掃除します。

力を入れすぎて傷めないように気を付けながら。

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ブラッシングしたら再度クリーナーをかけて汚れを流してウエスで拭き取ります。

掃除後のチェーン↓

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見違えるほどきれいになりました。

タイヤを回しながら少しずつ、チェーン全周をキレイにします。

 

キレイになったら次は注油です。

今回使用したチェーンオイル↓

『LAVEN スーパーチェーンルーブ』

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これも『あらゆるチェーンに使用可能』なタイプを購入しました。

これ1缶420mlで1,390円。何回分か分かりませんが結構高いです。

プシューとスプレーすると泡になって出てきます。

ジワッと浸透して良い感じです。

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缶の裏に記載されている通り、全周に渡って吹き付けたら15分待って乾燥させて拭き取りました。

仕上がりは、なんというかネチャネチャしています。しっかりコーティングされているような感じがしてこれまた良い感じです。

 

最終的な画像を撮り忘れましたがやる前に比べるとまず見た目がすごくキレイになって嬉しくなります。

掃除中に流れ落ちるクリーナーで床を汚さないようにトレイに受けていたのですが、真っ黒の液体が溜まっていました。

これだけの汚れがバイクから落ちたと思うだけでも満足度が高いです。

 

注油してすぐ走ると飛び散るとの話も聞きましたので一晩寝かせてから試走しようと思いまして、まだ走っていないので何とも言えませんが、少しでも異音が減ったらいいなぁと期待しております。

 

それにしてもバイクのメンテナンス項目は多数ありますね。

一度、時期や頻度ごとに表にまとめてもれの無い様に整理してみたいです。

 

追記

チェーンオイルやクリーナーが床に付かないようにと受け皿にしていたトレイを掃除するのを忘れていまして、1週間後に発見!

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乾いてしまってベッッタリとした得たいの知れない汚れになっていました!泣

パーツクリーナーと食器用洗剤でキレイに落としましたがすごく時間を取られました。後片付けはちゃんとしないといけませんね。

いや、むしろ捨てられる新聞紙とかで受けるべきでした。こういった細かいところも経験値の積み重ねですね。

【GVB】約1年間のインプレッサの燃費を計算してみた話

1年間収集したガソリンスタンドのレシートを基に、エクセルに情報を入力して実際の燃費を計算してみました。
2リッターターボのスポーツカーが実際にはどれぐらいの燃費なのか気になってる方の参考になれば幸いです。

以前に書いた記事では約2ヶ月分のデータを基に計算してみたのですが、その時は約8km/lという結果でした。
以前の記事↓
www.ahiruyan.work

今回はデータは多い方が正確な平均燃費が分かるだろうということで約1年分の記録を基に計算して、表にまとめてみました。

その結果がこちら↓
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(見にくくてすいません。)

集計期間中におよそ7000kmほど走って、
平均燃費が7.17km/lでした。
前回の計算結果よりも下がってます!(泣)
GVBはもちろんハイオク仕様ですので毎回ハイオクを入れています。それでこの燃費です。

走行条件は以前の記事に書いた時とほとんど変わっていません。主に田舎の町中を通勤に使用しています。嫁さんと遠出するときは燃費が倍以上優秀なノートで出掛けることが多いので、本当にほぼ通勤にしか使っていません。

時にはアイドリングで長時間駐車していたりしたこともあるにはありますが、いまやスポーツ走行(サーキットに行ったり、峠を攻めたり)は皆無ですし、ブーストがかかるほどアクセルを踏むこともほとんどありません。それでたったの7kmとは・・。

これも以前書きましたが私はあまり燃費を気にしないのですが、改めて数字でハッキリ出すと、あまりの燃費の悪さにちょっとだけショックですね。

ただこうやってしっかりと記録してみると、約1年間のガソリンの使用量が1,000リットルだとか、約1年間でガソリンスタンドに20回行ったんだなあとか、ほぼ同じスタンドなのですが1年のうちに約18円も単価が変わっていたりするんだなぁとか、いろんなことが分かって面白くはありますね。

ちなみに記録の付け方ですが、私は給油の際にメーターの走行距離を写真に撮って、あとからレシートの日付と合わせながら距離を入力しています。
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いろいろと燃費を管理するアプリなども試したのですが、給油の際にアプリを立ち上げて数値を入力するのは結構めんどうですし、通勤途中に給油する時など急いでいるときもあるので、写真だけ撮って後でまとめて入力する形に落ち着きました。性格がズボラでなかなかこまめにPCに入力できないので財布の中にレシートが貯まっていくのがデメリットです。

車は燃料を入れなきゃ走りませんし、通勤に必要な以上、車を使用しないという選択肢もありませんので燃費を気にしすぎても仕方がないのですが、たまにはこうやって整理してみるのも面白いのでおススメです。

おまけ
本題から逸れますが燃料の話のついでに豆知識?もご紹介。いつからかは分かりませんが、よほど古い車でなければほとんどの車にあるガソリンのメーターのスタンドのマークの横にある三角形の▶コレ。
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給油口がある方向を示しているんですよね。
画像はインプの物ですが、この場合は右側(運転席側)に給油口がありますよ。ということになります。
乗りなれない車でガソリンスタンドに入ったときに、
『あれ?どっち側に給油口があったんだっけ?』とならずに済みます!
『そんなこと知ってるよ』ってなりますよね?
私もこんなことをドヤッて書くのもどうかと思うのですが、先日、人と話していた時に意外に知らない人がいて、感心されてしまったので記載してみました。

スズキのバンバン200の修理をした話【エンジンがかからない!】

知人に頼まれてバイクの修理をいたしまして。

実をいうとこのバイクの修理を依頼されたのは去年の事で、頼まれた直後にいろいろと故障原因を探っていたのですが、原因を見つけられず途中で嫌になって放置してありました。持ち主も滅多にバイクに乗らない方で、バイクが無くても生活になんら影響がないと言うことで、修理の催促を受けることもなかったのでなかなか私も意識が向かず、ウチのガレージに置きっぱなしになっていました。

 

それがこの度、新型コロナウイルスの影響により、本職の仕事が長期にわたってお休みとなり、時間ができたので修理を再開→無事修理完了となりましたので状況を報告したいと思います。

 

車両はスズキのバンバン200です。

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個人的にはあまり好きなバイクではありません。

見た目も好みではないですし、単発エンジンも好みではありません。

でも修理してほしいと言われただけで私の好みはどうでもいいのです。

 

そもそもの発端は、このバイクのオーナー曰く、走行中にアクセルを大きく開け、回転を上げ加速しようとしたところ、吹け上がらずにエンジンが停止してしまった。とのこと。

 

私が見に行くとエンジンはかかるけど、走り出すとすぐに止まってしまい、その後しばらくエンジンがかからない。時間がたつとかかったりするときもある。セルはちゃんと回る。そんな状況でした。

 

この時点ではさっぱり原因がわかりませんので自分で一つずつチェックすることにします。

 

①燃料切れ? → 入ってます。ちょくちょく乗っていたとのことで古くもなさそう。

②バッテリー? → セルは回るので正常でしょう。

③プラグ? → 外して確認すると火花が飛んでいません!

 

そこで日を改めてプラグを新調し交換しましたが、火花は飛びません。

お手軽にプラグ交換で直ってくれれば嬉しいな、と思っていたのですが、簡単にはいきませんでした。

 

同じくお手軽にヒューズを確認すると、この車両はメインヒューズが1個あるだけのようでした。セルは回るしライトも付くのでヒューズでもなさそう。

しかもエンジンがかかったり、かからなかったりする!つまりかかる事はかかるので、どこかが完全に断線しているということでもなさそう。

 

となると、経験上・・・イグニッションコイルが怪しい!(素人考え)

↓バンバン200のイグニッションコイル

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車両前方のタンクの下にあります。

ということで新品部品を取り寄せ、イグニッションコイルとプラグコードを新品交換します。

結果、症状変わらず。

 

イグニッションコイルではないのなら、イグナイターが怪しい!

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こちらは新品が高すぎた(2万円以上した!)ので、某オークションで『実動車より取り外しました。』を信じて中古部品を購入。

※故障の検証に中古部品を使用すると、購入した部品も壊れている可能性があるので、結局故障箇所の絞り込みができないのであまりおススメしません。が、今回は人のバイクの修理で、そもそもプロに頼むほど予算をかけたくない!ということで私のところに来ましたので、一か八かで中古を買いました。

 

で購入したイグナイターを交換してみると・・・

症状変わらず。

 

この時点でかなり嫌になってきています。

 

次に疑ったのはポイントです。

点火タイミングの部分がうまく作動していないのかな。と。

よくわからないままエンジンオイルを抜き、チェーンを外し、スプロケを外し、エンジンのカバーを開け、コイルを見てみると、

・・・パッと見は正常。

リアランスなどを調整するような構造でもなさそう。

 

この辺でもうギブアップ。

整備書も配線図も、ついでに経験もない私にはもう打つ手がありません。

しかもこの時にはもうエンジンはたまにもかからなくなっていました。

セルは回るけど、回るだけ。

初爆もせず、かかる気配もありません。

 

どうすることもできず、途方に暮れて無意味と分かっていながら改めてイグナイターを入れ換えたり、イグニッションコイルを脱着したりして、かからないだろうと思いながらセルを回すと、エンジンがかかるではありませんか!

しかしまたすぐに切れてしまいます。

 

エンジンがかからない状態から、特に何もしていないのに復調したりする。

したことといえば配線を差し替えたりしただけ。

この辺でなんとなく想像がつき、メインハーネスをほぐしていきます。

 

結果をいうと、イグナイターからイグニッションコイルへの配線の断線でした。

断線というか、途中のコネクタが外れていました。

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画像を見ていただければわかるのですが、このコネクタ・・・必要性がわかりません。

イグナイターから来た配線がコネクタを介してUターンしてきて、またコネクタを介してイグニッションコイルへ繋がっています。(オレンジ色の配線)

直接1本でつなげれば良いじゃないかと思うのですが、ほかの車種とハーネスを共用していて、そのほかの車種ではここに何かがつながるとか、そんなようなことだと思いますし、そもそも人のバイクなので、この状況が純正とも限りませんので細かいことは考えないようにします。

余計な事は置いておいて、とにかく原因がわかりました。

ビニールテープで巻いてあったので完全に外れていたわけではなく、抜けかかっているような状態でした。

これが配線を触ったときに接触して通電したり、振動で離れたりしていたのだろうと思います。

 

完全に切れていれば、エンジンが全くかからないわけですので断線を疑うことも出来たかもしれませんが、中途半端にかかったりかからなかったりするので余計に惑わされました。

そもそもオーナーの話では『アクセルを開けると・・・』という話でしたが、結果論ですがアクセル操作は今回の不具合には直接は関係のない事だったということです。

おそらくアクセルを開けて、回転が上がることに伴って大きくなる振動でコネクタの接点が離れてエンジンが切れるということだったのだろうと思いますので、出力や回転数に影響をうける不具合(電圧とか熱とか)だろうと思っていた時点で的外れでした。

 

コネクタをカチッとしっかりはめなおして今後はもう抜けないように、苦労した恨みも込めてビニールテープでグルグルに巻いて修理完了です。

 

ここまでの文章がメチャクチャで、今回は特に読みにくかったと思いますが、要するにいろんな部品変えて長い期間すごく悩んだけど、結局コネクタが抜けてただけだった!というお話でした。


始めから原因が分かっていれば15分で終わる作業だったのに、無駄なお金も時間もかかってしまいましたが、悩んだ分エンジンがかかったときは思わずガッツポーズするほど嬉しかったです。

最終的に自走で知人宅まで行き、納車完了。

喜んでくれました。

 

こういうことがあると、プロのバイク屋さんて本当に尊敬します。

様々な車種が様々な症状で持ち込まれて、しかもそれを早く直さなくてはいけないのですから、本当に知識や経験がものをいう大変な職業ですね。

今回の私の故障診断も、プロであればもっと早く原因にたどり着けるポイントや診断方法があったりするのでしょうか?

私もコツコツ日々勉強したいと思います。


ちなみに後日、バイクを直したお礼として3食で5,000円という高級なレトルトカレーを貰いました!絶対自分では買わないでしょうから貴重な体験となりました!

味は普通でした。