GVBインプレッサとKZ1000とCBRと。

インプレッサGVBとCBR250RRとKZ1000の整備記録と備忘録ですが良くも悪くも誰かの参考にでもなれば幸いです。※Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています。

GVBインプレッサの車内に異臭が・・ エアーフィルターの交換をした話

ある日インプレッサに乗り込むと、何か変なにおいがしまして。

 

  1. びっくりするほどでもないのですが、あれ?なんか臭いぞ!と。

カビとか食品が腐ったようなニオイではなく、動物のフンのようなニオイ。

フンと言ってもそんなに強烈な感じでもなく、言われると確かにクサいな~ぐらいの感じ。

そんな感じとはいえクサいものはクサいので原因究明します。

ほとんど一人で乗ることが多いのですが、たまに人を乗せたときに『コイツのクルマ臭いな』って思われたらショックですものね。

 

まずは普通に室内の確認をしてみます。

捨て忘れたゴミがないか、シートの下に腐るようなものが落ちていないか、シートに何か染み込んでてニオイを放っていないか・・

 

何もありません。

 

というか普段からソコソコ車内は片づけていまして、リアシートにも何も置いていないような状態です。

コンソールボックスやグローブボックスの中も確認してみましたが、書類やスマホの充電器などがあるだけでニオイの原因となるようなものはありません。

 

次はボンネットを開けて確認してみます。

エンジンルームに猫やネズミなどが侵入してそこで・・・という話も聞きますのでチェックして見ます。

モグラが死んでいたという話も聞いたことがあります。

しかしここでも特に異常は見当たらず

ミッションとボディの隙間などの見えない部分の可能性もありますが見えないものは仕方ないので後回しです。

 

そうなると次はエアコンのフィルターとブロアファンがあやしい。

エアーフィルターなんてこの車を購入してから3年以上見てもいないですからひどい状態になっていたとしてもおかしくありません。

あとはブロアーファンの中に侵入者が居て異臭を放つこともあるそうです。(某ディーラー勤め談)

という事でフィルターをチェックしてみます。

 

インプレッサのエアコンのフィルターは助手席のグローブボックスを外した所にあります。

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グローブボックスを開けると左側にダンパーが付いていますのでそれを外します。

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少し指が痛いですがグッとつまめば外れます。

ペンチ的なものがあればその方が賢いかもしれません。

 

ダンパーを外したらグローブボックス上部奥の左右の爪でひっかっかているだけなので、それを左右にグイっとして外します。

↓左側

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↓右側

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画像で見るとすごく分かりにくいですが実物を見れば一発で分かります。

が、これがすごく固いです。

プラスチックをしならせて外す感じなのですが固い

しかも片側を外してから反対側を外そうとすると外した方がまたハマってしまうというイライラ発生機構

結局素手では厳しいと判断しスピンナハンドルの柄を突っ込んでテコでグイっとしました。

ちょっとぐらいキズが付いてもみえない部分ですから。

(結果的に傷は付きませんでした。)

 

無事にグローブボックスを外すとフィルターが見えます。

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プラスチックのケースごと引き抜きます。

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汚れてはいます。

さすがに何年も交換していないだけあって汚れています。

葉っぱなんかも付いています。

でも、別に臭くはない

そりゃホコリっぽいニオイはしますが今回の問題となったニオイではないことは明らかです。

異臭の原因はココではありませんでした。

かといってこのフィルターをそのまま戻す気にはなれませんのでフィルターは新調しました。

 

フィルターが届くまでに数日ありましたので、その間に数時間にわたり換気をしたり、ファブリーズをかけまくったりしてみました。

 

フィルターが収まっているプラスチック部品も洗剤で洗浄しピカピカにして待っていると・・

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新品フィルターはケースASSYでした。泣

ピカピカにした旧部品をゴミに出して新品をサクッと取り付けます。

外した手順の逆順で組み立てます。

組み立てるときは簡単です。

 

・フィルター交換・天日干し・ファブリーズをしましたが、

室内のニオイは変わらず!

 

ちなみにフィルターの下にあるブロアファンに隙間からスマホを差し込んで撮影してみましたがここにも特に異常はありませんでした。

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現時点で原因は分かっていません。

また原因が分かったら報告いたします。

というかどなたか原因に心当たりがある方が見えましたらアドバイスして下さ~い。

 

ちなみにフィルターの交換手順は説明書に記載があります。

12,000kmか1年で交換推奨らしいです。

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追記

その後、しばらくすると臭いは消えました

結局原因はわからないまま、症状は改善してしまいました。

フィルター交換や車内の清掃が奏功したのであれば良いのですが・・。

なんにせよもう臭くはないので良しとします。

インプレッサ[GVB] 2年半ぶりのバッテリー交換 60B19L

2年半前に交換した以来のインプのバッテリー。

前回の交換時に純正サイズではなく、小さいサイズのバッテリーに交換して重量も予算もスリムにしました。

その時の記事もご覧ください。↓

www.ahiruyan.work

 

純正サイズが55D23L(だったかな・・)なので60B19Lに交換しても問題ないはず!

そもそもスペックCグレードは小さいバッテリーらしいし問題なし!という判断で交換したのですが、結果的に全く問題なかったです。

少なくともこの2年半の間でバッテリーが上がったり、始動性が悪くなるようなこともありませんでした。

ただ私はほぼ毎日インプに乗っているので、それもバッテリーにとっては良いのかもしれません。週に一回しか乗らないとかだと分かりません。

 

ビビりの私はこのままいつまで使えるかの実験をする気にはならず・・。

もうすぐ車検のこのタイミングで新しいものに交換します。

朝急いで出かけなきゃいけないときにエンジンかからへん~!なんてなったら最悪ですからね~。ダメになる前の予防交換です。

 

そして今回ももちろん、B19Lにします。

PanasonicのCaosバッテリーで、通販サイトを見ると安いところで100D23Lが12,000円ぐらい。対して60B19Lだと4,600円ぐらい。

3分の1とまではいかないまでも半額以下です!

しかも今回は上記の通り実体験での実績もありますので、自信を持って60B19L一択です!

 

 

という事で交換作業風景です。

2年半使用したバッテリーをまずは外します!

2年半おつかれさま。

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この時点ですでに新しいものを購入していますので交換するのは確定なのですが、せっかくなのでインジケータの表示がどうなっているのか確認してみようと思ったら・・

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汚くて見えませんでした。

「判別不可は要交換」って書いてありますので、それはつまり要交換ってことで新しい物に交換します。

 

10mmのスパナでマイナス端子を緩めて外し、続いてプラスも緩めて外し、バッテリーを抑えているステーも外し、バッテリーを持ち上げて外します。

その持ち上げるときにちょっとしたコツというかポイントがありまして。バッテリーって結構重いし、姿勢的に持ち上げにくいし、持つところもないので、新しいバッテリーから取っ手を移設して持ち上げます。しっかり持てないと腰を痛めたりしますからね~。

※違う種類のバッテリーだと形が違って使えないこともあります。

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というか、皆さんどうしているんですかね?私はこの取っ手はいつも捨てちゃうんですが、取っておく人もいるんでしょうか?スペースがあれば付けっぱなしにする人もいるんですかね?こんなしょうもない事でアンケートなんて取れないですけど、気になります。

「バッテリーの取っ手は交換後どうしますか?」ぜひコメントでご意見ください(笑)

 

バッテリーを下ろしたらターミナルのアダプタを移設します。

これはバッテリーのサイズを変更するために必要な物で、もちろん再利用です。

ガッチリ食い込んでいましたのでペンチでエイッと回して外しました。

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外れました。かなりガッチリ食い込むようで、バッテリー側は削れていました。

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アダプター側はペンチの傷が付いた程度で、内側を含めて特に破損はなさそうなので、新しいバッテリーにそのまま移設します。

プラスとマイナスでサイズが違うので間違えないように(間違えるわけないのですが)装着したら、上からコンコンと叩いて軽く圧入します。

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似たような写真ばっかりですね。

アダプタを付けたら、車載してステーとプラス・マイナスのターミナルを元通りに組み付けて完成。

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うーん。別に何も変わりませんな。(そりゃそうなんですが。)

バッテリーを交換したら恒例の「時計合わせ」「ナビの初期設定(のスキップを押す)を行って作業終了!

 

今回のバッテリーにもぜひまた2年以上頑張ってもらいたいです。

というか今後は2年に1回車検の度にバッテリーを交換することにしましょうかね。

2年に1回4,500円なら全然お得ですし。

インプレッサ[GVB]オイルだけ交換した話 TAKUMIモーターオイル 5W-30

前回のオイル交換でポンプを使って上抜きにチャレンジして、

しっかり失敗しましたので(泣)、

今回は普通に下にもぐってオイル交換しました。

 

前回の失敗した時の話↓

www.ahiruyan.work

今回はエレメント交換はなしでオイルだけの交換。

ジャッキが下に入るようにインプを木材の上にのせて、

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ジャッキアップしてウマかまして、

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下から覗いて、ドレンプラグを

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17mmのレンチで

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緩めてオイルを抜きます。

この時、オイルが手にガッツリかかって写真ありません(泣)。

 

恒例のドレンパッキンのビフォーアフター

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潰れて隙間を埋めるものですので、再利用不可です。毎回交換しましょう!

2個入りで200円ぐらいです。そんなに高いものではないので精神衛生的にもちゃんと毎回交換するのがおススメ!

 

今回のオイルはTAKUMIモーターオイル 5W-30

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街乗りしかしない(というかほぼ通勤にしか使わない)私は最近何事にもコスパが気になっており、お値打ちなこのオイルをチョイス。鈍感なのでエンジンフィールなどの講評は出来ませんが口コミも悪くないし問題はなさそう。

ZEROスポーツさんのオイルを愛用していた時期もあったのですが、なんだかオーバースペックな気がして・・価格も半額とまではいかないまでもそれに近いぐらいの金額で購入できるのでお得です。

 

ドレンボルトを締めてウマから降ろしたらオイルフィラーキャップを開けて注入!

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オイルジョッキを使っても周りにポタっとこぼれたりするので、念のためタオルで周囲を養生するのがコツ!

下の方に垂れたりすると拭き取るのも大変でイライラするので、こういった気遣いが大事。急がば回れですな。

 

そんなこんなで4Lほどのオイルを注いだら、レベルゲージで量を確認して問題なければ作業終了。

オイルについてきたシールに距離と日付を書いてペタッと貼ったら完成です。

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今回はエレメントを交換しませんでしたので、アンダーカバーも外すことなく短時間の作業でした。使った工具も17mmのレンチだけ。

(ジャッキやジョッキも工具といえば工具かな・・)

 

アンダーカバー外してエレメント交換した時の様子もありますので、よろしければご覧くださいませ。↓

www.ahiruyan.work

いつかはオイルの違いが分かる男になりたいです。

インプレッサ[GVB]シフトノブを交換した話

もう走行距離11万キロ越えの私のGVB。

色んな所がくたびれてきております。

特に良く触る部分は劣化が激しいようで・・

シフトノブは塗装は剥げてくるわ、革部分も摩擦でがさがさになるわ、挙句の果てに下部のプラスチック部分が落ちてしまい、なんだかボロボロ。

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手触りにはそんなに違和感はないので、そのまま使用していても問題はないのですが、やっぱり気持ちの問題で新しいものに交換したい!

 

と、そんなことを思いながら数か月、amazon楽天をウロウロするも物が決められずウダウダしておりました。

 

momoのNEROみたいなのがデザインは好みでカッコいいなと思うのですが、

ロゴ部分に汚れが溜まりそうだな~とか、

同じくmomoのROUND METALもシンプルでオシャレだな~と思うのですが、

夏は熱くなりそうだな~とか、

そもそも車の機能的に交換必須ではないだけに、なかなか購入に踏み切れないままだったのですが、今回ついに、交換しましたのでご報告です。

 

悩んだあげく最終的に購入したのがこちら↓

 
『ボール型 リアルカーボン製 ギアノブ AT&MT兼用 汎用 丸型シフトノブ口径変換アダプター付き』という商品です。
 
ブランド物の商品を散々眺めて、最終的にお値打ち商品に辿り着きました。
 
形状的にはシンプルなボール型なので汚れにくいしお掃除も簡単
短い期間で飽きて交換しても許されそうな低価格!
ねじ込み式でM12×P1.25インプレッサにぴったり!
車内のアクセント(?)になればと赤色を購入しました。
それで実際に届いた商品がこちら↓

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なかなか良い!
価格から想像していたよりもずっとキレイです。
※ネジ部分のサイズ変更のアダプターも付属していましたがインプレッサには使用しません。
重量は商品説明によると161gという事なので、どちらかというと軽い部類に入ると思います。手触りも良くサイズ的にも握りやすい!
ただ、ネジ部分はアルミの削りカスが付いていて仕上げが雑な感じ。削りカスを取付時に嚙みこまないように、最初に中を掃除しました。
 
では車両への取り付け作業です。
とは言ってもそんなにたいしたことではなく純正ノブを反時計回りに回して取り外し、新しいノブを取り付けるだけです。
取り外したところ↓

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新しいノブを取り付けたところ↓f:id:ahiruyan:20210905151427j:plain

どうですか?艶々していて結構いい感じではないですか?

リバースに指をかけた感じ↓f:id:ahiruyan:20210905151656j:plain

当然干渉もしませんし、純正に比べて操作しにくいといったこともありません。
STIのロゴやメーター周りが赤いので、色もマッチしていて個人的には大満足。
これで2千円ちょっとなら凄くコスパも良いと思います。
作業も簡単なのでDIY初心者の方にもおすすめのカスタムです。
 
これで作業完了と行きたいところなのですが、このままだと問題があります。
それはこの新しいノブには「シフトパターンの表記がない」事です。
別に自分の車だし、分かっているから必要はないのですが、シフトパターンが書いてないと車検に通らないそうです。
そこで事前にもう一つ準備していたのが↓コレです。

 

『Tuningfan メッキ シフトパターン プレート 右下リバース6MT』という金属製のプレートです。
ろくに確認せず、危うく左上がリバースの物を注文しかけましたが直前に気づき、無事に右下がリバースの物を購入しました。
これは貼るだけなのですが、その位置にすごく悩みました。
ネットで調べると「レバーの周辺で運転席から視認しやすい場所」とか「ハンドルの中心から500mm以内」などの条件があるようですが、それよりも何よりも問題なのが、どこに貼ってもあんまりカッコよくないんです。
後付け感満載と言いますか・・
(後付けなんだから当たり前ですが)
悩んだ挙句、最終的には↓

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どこに貼ってあるかわかりますか?
 
3千円弱のコストで社内のイメージが変わる大満足のカスタムでした。
耐久性が気になるところです。またしばらく使用して劣化がみられるようなら追記します。

上抜きでインプレッサのオイル交換をしてみた話

オイル交換って自分でやると意外とめんどくさいですよね。
私的にオイル交換のめんどくさいところは、
①ジャッキアップ
 ポイントにジャッキを当てるときに下を覗き込むので膝が汚れる!
②手、服が汚れる
 どう頑張っても手にオイルがちょっと付く!
③廃オイル処理
 オイル処理パックなどで捨てないといけない。

③についてはオイルを抜く以上、どうしても抜いたオイルを処理しないといけないのでどうしようもないのですが、
①(と②)に関して免除できる方法がある(かもしれない)という事で、今回はそれを試してみました。

その方法とはズバリ「上抜き」です。

通常クルマのオイル交換をする際にはエンジン底面のオイルパンにあるドレンボルトを外して重力により下から抜くのが一般的ですが、
レベルゲージの穴からホースを突っ込んでオイルを上から吸い上げて抜くのが今回行う上抜きです。
上から抜くのでジャッキアップする必要がなく、ドレンボルトを外した瞬間に手にオイルがかかるという事もありません。
当然エレメントは交換できませんので、エレメント交換の場合は結局ジャッキアップしないといけないのですが、毎回交換するわけではありませんのでオイルのみを交換する時だけでも気軽に出来るようにならないかなと思い試してみることにしました。


その上抜きのために購入したのがこちらです。
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楽天市場で購入した『上抜き名人ちぇんじくん 6L手動式オイルチェンジャー』という商品です。
オイルレベルゲージの穴からホースを突っ込み、ポンプを手動で動かしてタンクの中を減圧し、負圧によりオイルを吸い出すというものです。

原理的には抜けるのは分かるのですが、問題となるのはGVBのEJ20はオイルパンの底までホースが届く構造なのか?という事です。
オイルが溜まっている部分までホースを届かせないと当然吸えるわけないのです。
ググってみると、GVBではないもののEJ20でうまく4Lぐらい抜けたという報告を確認できたので、
たぶん大丈夫だろうと相変わらずの見切り発車でポチっと購入。試してみます。

・レベルゲージを抜きます
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・チェンジャーを組み立てて(といってもポンプとホースを取り付けるだけですが)、ホースを突っ込みます。
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このホースを差し込んでいく中で嫌な手ごたえが。
これ以上入らないところまで差し込んでいくと、なんというかちょっと動くものに当たったような感触が。
うまく説明できませんがオイルパンの底のような固くて不動の物に当たったような感触ではなく、
なんとなくカチャカチャするような物に当たったような感じといいますか・・
もうこの時点で嫌な予感がしますが、ホースを抜いて先端を確認するとオイルが付着しており油面には届いているようなのでとりあえず抜いてみます。

ポンプを上下にシュコシュコ動かすと、ホースの中をオイルがスーーーッと流れていきます。
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ポンプは動かすごとに少しずつ重くなっていきますが、疲れるというほどでもなくむしろ楽しいです。
ただオイルが抜けるスピードはそんなに早くはないです。
少しずつ少しずつ抜けていくので様子を見ながらのんびり待ちます。

しばらくすると「ズココココ・・」とストローで飲み物を飲み干した時のような音がして、それ以上抜けなくなりました。
そこでチェンジャーを確認すると・・
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2リットルしか抜けてない!!

エレメントを交換しない場合で、オイルパンのドレンボルトから抜くと4リットルほど抜けるはずですので、半分ほどしか抜けていない事になります。
ホースをグリグリしてみてもこれ以上奥に入れるのは無理そう。

結論:失敗でした!
改めて調べてみるとうまくいった報告に混じって「STIは何かがあって底まで入らない」という情報もありましたが詳細は分かりません。
サービスマニュアルで調べてみようかと思ったものの、抜けなかったのは事実なので深追いする気にならず。

今回は半分のオイルを交換して作業終了。
ゆっくりしかオイルが抜けないのでジャッキアップして交換してもそんなに作業時間は変わらないかも。
手は汚れないのは良いのですが、半分しかオイルを抜けないのでは意味がないので今後は今まで通り下から抜くことになりそう。
活用方法によっては他にも使い道があるかもしれませんが、今のところ何も思いつきません。
このオイルチェンジャーを購入する方は、車種ごとに入念な下調べをおススメします。


◆後日◆
役に立たないままでは悔しいので、他のエンジンで使えないか試してみます。
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HONDA CBR-250RR MC22 です。
オイル交換時には2リットルちょい抜けるはずですが・・
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2リットル弱抜けました。まあまあ?
(そもそもこの目盛りは正しいのですかね?大雑把な感じですが・・)

ちなみにKAWASAKIのKZ1000Aは少しも抜けませんでした。
Zこそマフラーを外さないとオイルが抜けないので、上抜きできると大幅に手間が省けて良かったのですが、そううまくはいきませんですね。

CBR250RR[MC22]のレストア記録 ⑦タイヤ・ホイール交換編

前回までの記事でエンジンの始動に成功し、ナンバーの取得と保険の加入も完了し、公道を走る準備が整ったCBRですが、エンジンがかかっただけでは安心して走ることができませんので、まだまだ整備を続けます。

前回の記事↓ 

www.ahiruyan.work

 まずはタイヤとホイールです。

タイヤの溝が全然なくてツルツルなのはもちろん危ないのですが、それ以上に今のホイールが問題で、目視で分かるほど歪んでいます

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空気は漏れていないようなのですが、高速で回転するホイールが歪んでて良いわけありません。しかも歪んだ部分にアルミテープのようなものを貼った状態でタイヤがはめてあります。

これがどういう状態なのか、どういった意図があってこのような処理がしてあるのか、良く分からないのですが、この状態で体を預ける気になれませんのでホイールごと交換します。

それに見ての通りフロント・リアともにパープルに塗装されていて目立ちすぎるので、見た目の点においても交換したいです。なぜパープル・・・

 

新品のホイールは高くて買う気になれませんので、これまた某オクで中古で良さそうなものが流通するのを待ちます。

ホイールだけ購入して新品のタイヤを装着する事も考えていたのですが、ちょうどそれなりの程度のホイールにそれなりに新しいタイヤを履いた物を前後セットで購入できましたので今回はそのまま中古品を使用します。

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↑格安で購入したホイール

目視で分かるような歪みもなく、タイヤの溝もまだ使用可能な範囲。ラッキーでした。

ホイールとタイヤのセットで買えましたので、そのまま交換するだけで良いのですが、ホイールを交換するためには車体を浮かさなければいけません。

そこで今回このために新たに設備を購入しました。

それがこれです。

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そう、バイク用のスタンドです。画像の左がリア用で右側に写っているのがフロント用です。

有名メーカーの物は高額でしたので、楽天やアマゾンで販売している安価な商品を購入しました。両方で1万円弱でした。

購入するにあたって、あまりに安いため少し不安だったのですが、動画サイトでのレビューなどを見る限り問題なく使用できそうでしたので、物は試しと思い買ってみました。

結論を言うと、問題なく使用できました。耐久性や強度の事はまだ分かりませんが、少なくともCBR250を浮かすには十分な商品でした。もっと重いバイクを持ち上げたりすると曲がったりするのかもしれませんが、数回使用している限りでは今のところ問題はないです。

フロントを浮かす時にはアッパーカウルに干渉したためアッパーカウルを取り外して使用しましたが、これはこの商品が悪いのか、バイクとの形状の相性が悪いのか、高額なメーカー品なら干渉しないのか、分かりませんので何とも言えません。

でもとりあえず車体を浮かすという目的は果たせましたので、私としては良い買い物でした。

 

道具が揃ったらさっそく交換です。

フロントを浮かしたらフロントフォーク下部の正面からシャフトを挟むような形で締まっているボルトを左右それぞれ二本ずつ緩め、シャフトのボルトも外します。

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ボルトが外れたら反対側からシャフトの穴にドライバーを突っ込んでグリグリ回しながら引き抜きます。

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シャフトが抜けたらホイールが落ちるので、そのまま外せばいいのですが、ブレーキのキャリパーが邪魔をして抜けませんのでキャリパーも事前に外しておきます

キャリパーは片方だけ外しておけばホイールは抜けますので左側だけ外して針金で吊っておきました。

購入したホイールにブレーキローターとカラーを移植します。

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固着していることもなくすんなり移植完了。

移植が完了したら逆の手順で車体に戻してフロントの交換完了。

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リアも同様に浮かした状態でキャリパーを外しておき、シャフトのボルトを緩め、シャフトを抜いたら外せます。チェーンはスイングアームにかけておきます。

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フロント同様、古いホイールから新しいホイールにブレーキローターを移植します。

それとリアはスプロケもありますのでそれも移植します。

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↑ダンパーも点検。異常につぶれているとかちぎれている事もなさそうで一安心。

↓タイヤの新旧比較。古い方はツルツルで限界超えてます。

新しい方は中古ですけどバリ溝でまだまだ使えそう。

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各部を点検しながら元に戻して、チェーンの張りを調整して完成です。

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どうでしょう?
パープルの時に比べるとかなり落ち着いた印象になりました。

でもいざ変えてみると、あんなに紫色に文句を言っていたのに、黒になると地味な感じがして若干さみしい気がしなくもないです。

タイヤの溝も十分にあり、ひび割れなども今のところなさそうなので、街中をツーリングするには十分なセットになりました。

 

購入からここまでの作業で「走る」と「曲がる」に関しては何とかいけそうな目途が立ちました。あとは肝心な「止まる」に関するブレーキの効きをチェックして問題なければいよいよ街中を走れそうです。

 

次回は『⑧細かい部品とマフラー交換編』に続きます~。

おたのしみに~? 

CBR250RR[MC22]のレストア記録 ⑥ナンバーの取得と任意保険編

前回の記事で不動状態で購入したCBR250RR MC22のキャブのオーバーホールが完了し、無事にエンジンをかけることに成功しましたので、ここらでナンバーを取得し、任意保険にも入って、堂々と公道を走れるようにしたいと思います。

(厳密にはレストア記録ではないですが、乗るために必要な工程という事で。)

 

前回の記事↓

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まず登録に必要な自賠責保険に加入するために近所のファミリーマートへ。事前にスマホから手続きをしておきましたので、店内のFamiポートで申し込み券を発行しレジに提出。

コンビニで自賠責保険に加入できるのは便利ですね。

しかしその時の店員さんの胸には輝く初心者マークが

嫌な予感がする!

と思ったのですが、すぐにベテラン(と思われる)お姉さんが駆けつけてくれてスムーズに手続きしてくれました。

お金を払うとその場で証明書とシールを受け取って加入完了!

迷ったのですが、保険期間は今回は36ヵ月にしました。

エンジンがかかったとはいえまだマトモに走れるようになるか分からなかったので、あまり長い期間で加入するのは抵抗があったのですが、ある程度まとめて入った方がお得ですし・・・。で、こういう時に決断できない私は1年でも5年でもなく、間を取って3年にしました。

そしてその足で役場に行き、住民票をGET。

これでヤフオクの出品者の方から受け取っていた、

軽自動車届出済証返納証明書

軽自動車届出済証返納済確認書

譲渡証明書

などの書類と合わせれば、登録に必要な書類は揃ったはず!

(あと委任状もあったんだったかな?すでに記憶があいまいで参考にならなくてすいません。)

あとは印鑑とお金を持って運輸支局に突撃します。

あんまり慣れていないので心配ですが、書類が足りなかったら出直せばいいし、書類の記入もなんだかんだ何とかなるんじゃないかな。というナメきった考えで突撃してしまいました。

 

お昼に運輸支局に到着するとたくさんの人がいてすごく混んでいました。普段行かないのでいつも混んでいるのかたまたま混んでいたのかは分かりませんが、とにかく混んでいました。

業者っぽい人が多く、皆さん手慣れた様子で動いているので、どこに行っていいかも分からない私はかなり気後れしてしまいます。

「モタモタして邪魔な初心者が来やがったぜ。」などと思われているような気がして無駄にビクビクしてしまいます。(被害妄想)

でもモジモジしていても始まらないので、意を決してカウンターの中で忙しそうにしている職員のお兄さんに、

軽二輪の登録に来たのですが・・・』と声をかけ、持ってきた書類を差し出してみます。

すると意外にも優しい口調で『この書類を記入して下さい。』と4枚の用紙をくれました。

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『あちらのテーブルに記入例もありますので~』と案内された場所に行き、すでに使い古されてボロボロになったラミネートされた紙を見ながら記入を始めます。

しかし、この記入例がとても分かりにくくて一向に進みません。

自分がどういう手続きに該当するのか、どこを記入してどこが空欄のままでいいのか、右詰で書くのか左詰めで書くのか、マスが余るけど本当にこの数字でいいのか、などなど。

先ほどのお兄さんの方を見ると、本当に忙しそうで初心者が手取り足取り教えてもらうのはとても無理な雰囲気です。

話しかけるだけで舌打ちされそう!

困ってしまって周りを見渡すと『相談カウンター』なるものがあるではありませんか!

用紙の記入方法などはこちらでお尋ねください!との表記もあります!

助かった~と思いながらカウンターに向かうとすでに先客が!

高齢のおじいさまがカウンターに身を乗り出して受付の女性と話をしています。

近くの席に座って順番を待つも、おじいさんの話は終わる様子がありません。

内容までは聞き取れないのですが、どうやら世間話っぽい。チッ!

「じじい!早くどけよ」

などと言うわけにもいかず、途方にくれます。

やはり準備が足らなかった・・・あきらめて出直そうかな。と心が折れたその時、建物の奥に『代書 行政書士の文字が!

代書!代わりに書くと書いて代書!

救世主を見つけたような気持になって代書屋さんのカウンターに行き、オールバックでビシッと決まった行政書士と思われるお兄さんに恐る恐る質問してみます。

「二輪の登録をしたいのですが書類を書いて下さるのですか?」と。

するとお兄さんは書類を書けなくて落ち込んでいる私の気持ちを見透かすように優しい笑顔で、

「はい。書きますよ。」と。

しかも値段を聞くと1,200円!高いと言えば高いですが頻繁にやることでもないし、この後自分で書いたとしても提出後に不備を指摘されたりするストレスを回避できるのなら、ぜんぜん払える価格です。

持ってきた書類を見せると「大丈夫です。必要な書類は揃ってますよ。」とありがたいお言葉。

そのまま代書をお願いし待つことものの数分。完成した書類を提出する場所まで丁寧に案内までしてくださって、無事に手続きは完了しました。

出来ましたよ。と微笑んでくれたお兄さんはカッコよかったです。

代書屋さん最高!

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そんなこんなで、無事に軽自動車届出済証とナンバープレートを受け取り帰宅しました。

自分で記入できる方からすると代書屋さんに頼むのはモッタイナイのかもしれませんが、私としては本当に頼りになりました。

 

これで無事に公道を走行する資格を得た私のCBRですが、実際に走行する前にもう一つ

必要な手続きがあります。

それは任意保険です!

以前インプレッサの維持費をまとめた記事でも書きましたが、私としては車やバイクに乗るにあたって任意保険に入らないのはあり得ません。

たまに、特にバイクだと任意保険に入ってないという人の話を聞くことがありますが、バイクであっても歩行者とぶつかれば大きな責任を取ることになりますし、車とぶつかれば賠償額も大きなものになることもあると思います。

そう考えるとバイクに乗ることにより得られる「楽しさ」よりもバイクに乗ることの「リスク」の方が上回ってしまうと思うのです。

かといって保険に入らないという他人にどうこう言うつもりはないのですが、自分は任意保険には必ず加入したうえでバイクに乗りたいと考えています。

 

任意保険もスマホで簡単に手続きできる便利な時代ですので、サラッと調べて価格と評判のバランスの良さそうなチューリッヒで加入しました。

対人・代物ともに無制限で、携行品の特約なども付けて年間で13,970円でした。

たったこれだけの保険料をケチったばっかりに多額の負債を背負うような事態になったら嫌ですよね。

 

これで、登録・保険の手続きがすべて完了し、公道を走る準備が整いました。

ですが事務的な手続きが終わっただけで、肝心のバイクの方はまだまだ点検・整備が必要な箇所だらけですので、レストア記録はまだ続きます。

 

次回は『⑦タイヤ・ホイール交換編』に続きます~。

おたのしみに~?

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