GVBインプレッサとKZ1000とCBRと。

インプレッサGVBとCBR250RRとKZ1000の整備記録と備忘録ですが良くも悪くも誰かの参考にでもなれば幸いです。※Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています。

DIY 久しぶりに自分でインプレッサ(GVB)のオイル交換をした話

前回のオイル交換は車検の時に知り合いの勤める某ディーラーでやってもらったのですが、それからしばらく乗ったのでオイル交換をしようと思い立ちまして。

最近はめっきり自分で作業することがなくなり、
前述の知り合いに作業してもらってばかりだったのですが、新型コロナウィルスの影響で暇を持てあましており、久しぶりに自宅でオイル交換する事にしました。

↓今回使用したオイル
 ゼロスポーツさんの10W-40
 チタニウムTBです。
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インプレッサはエレメントも交換すると4リットルちょっと抜けます。
4リットル缶のオイルだともう1リットル購入することになるのですが、ゼロスポーツさんのオイルは4.5リットル入りなのでちょうど良いのです。
すごく気の効いた商品で、以前から気に入っていて自分でオイル交換する際は毎回これです。
最近は特にオイルの品質を気にしないといけないような走らせ方はしないのでこんなに良いものじゃなくても良いのですが。

↓今回使用したオイルエレメント
 オイル同様、ゼロスポーツさんのもの
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これこそ純正や純正同等品でいいと思っているのですが、通販でオイルを購入する際に同じショップにインプに適合するエレメントがこれしかなかったので。
品質は良いのかもしれませんがお値段が高いです。
高いですがエレメントだけを他のお店に注文すると送料の事もありますし、面倒なので奮発して購入してしまいました。

休日の午前中にのんびりと作業を始めます。
まずはオイルを抜くべく、ジャッキアップから。

↓そのままでは車高が低くフロントからジャッキが入らないので、
 一度木材の上に自走で乗ってからジャッキアップし、ウマをかけます。
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画像の木材は角材を3本、ガムテープでまとめただけのモノですが充分目的を果たしてくれています。
いつかオシャレな専用のスロープを買おうと思いながら、はや10年以上(!)。
ちょっと貧乏くさいのですが、これで出来なくはないのでなかなか購入に踏み切れません。

↓オイルだけならアンダーカバーを外さなくても、抜けるようにカバーに穴が空いています。
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画像は下から覗いたところ。

ただ今回はエレメントも交換するのでアンダーカバーを外します。
アンダーカバーは12mmのボルト3本(フロント2本・リア側1本)とタイヤハウス内のクリップ2本(左右1本ずつ)と後端部にコの字形の部品(左右1個ずつ)で留まっていますのでそれらを全て外します。
↓アンダーカバーを外すために外したボルトとクリップ
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ボルトとクリップを全て外したら前後にずらすとガタッと落ちてきます。
仰向けに寝転んだ状態で作業をするのですが、体の上に落ちてきても大丈夫なぐらい軽量です。
Stiの補強バーがちょっと邪魔だったりしますが外すのはそんなに難しくありません。

↓外したアンダーカバー
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想像していたよりキレイです。

アンダーカバーが外れたらオイルを抜きます。

↓長年愛用の廃油受け
 アストロプロダクツで購入したもの。
 購入したのは何年も前なので値段は忘れました。
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廃油を受ける容器は大きめがオススメです。
ドレンボルトを外したとき勢いよく出てくるので、
オイルの軌跡を予想し容器を置きます。

使い捨ての手袋をはめて、
17mmのメガネでドレンボルトを緩め、オイルを抜きます。

ドレンからオイルが落ちてこなくなったら次にエレメントを外します。
この時点で手にオイルが付いておりスマホを触りたくなかったので画像がありませんが、エレメントを外す専用工具を使ってエレメントを外します。
GVBのエレメントはエキマニの隙間から真上に向かって付いておりますので、外す工具はカップ形状のタイプじゃないといけません。
最初だけ工具を使って緩めたら、あとは手でクルクルと回して外していきます。
この時ドバっと残っているオイルが溢れてきて手がオイルまみれになりますがどうしようもないです。

↓外したドレンボルトとパッキン
 パッキンはお疲れさまでした。
 ボルトはもう少し頑張って下さい。
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この時、下回りを見ていたら少し気になるものが。

クーラントが乾いた跡が!
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クーラントのロアホースなのですが、LLCが滴った跡があります。
クーラントの入れ換え作業の際のもので、平時に漏れている訳じゃない!と信じて見なかった事にします。

さらにもう一個気になるものが。
↓ヘッドまわりがオイルで汚れています
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これは‥‥滲んでいますね。
ガスケットがダメになりつつあるのだろうと思うのですが、どうしようもないので見なかった事にします。

しばらく放置しオイルが完全に落ちてこなくなったら、パーツクリーナーを吹き掛けた布で各部を拭き取り、ドレンボルトを締めて、新しいエレメントを取り付けます。

↓新品のパッキンと廃油を捨てるための処理BOX
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(アンダーカバーのクリップは後ろにボヤッと映っているプライヤーで挟んで外しました。)

↓新しいパッキンと使用済みのパッキンの比較
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↓新しいエレメントと古いエレメントの比較
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ドレンボルトのパッキンは毎回新品に交換します。
上の画像を見て分かるように、締め付けた際の圧力でパッキンが潰れる事によって密着し漏れを防ぐので、すでに潰れているパッキンでは意味がありません。

エレメントは箱に締め付け方の記載があります。
新しいエレメントのゴムパッキンの部分に指でオイル(廃油でOK)を塗ったらクルクルと締めていき、
エンジンに当たったところからさらに2/3回転締めます。
工具で力一杯締める必要はなく、素手で締められます。

廃油受けのオイルをチェックしてみると、特に目立った異物は見受けられず、一安心。
廃棄するために処理BOXに移します。

↓オイル処理BOXの中
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青い布のようなものがギッシリ。
これにオイルを吸わせます。

↓廃油を入れたところ
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ドレンボルトをしっかりと締め、エレメントを取り付けたらアンダーカバーを戻し、ジャッキから下ろし、新しいオイルを注入します。
オイルを入れる際は、ロートを使用して缶から直接注いでもいいのですが、どれだけ入ったか分かりにくい上に、一気にいくと重たいので、少しずつ別の容器に移してから入れます。

↓オイルを入れる容器
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1.5リットル、1.5リットル、1リットルと3回に分けて計4リットル入れました。
2リットルの容器なので2回でも良いのですが、ギリギリまで入れると、いざ注ごうと傾けた際に上から溢れないか気を使うので少しずつがオススメです。
急がば回れ、です。

この時、オイルの注入口のまわりにタオルなどを置いておくとポタッとしてしまっても安心です。

とりあえずまず4リットル入れたら量を確認します。
キャップを締めてエンジンをかけ、1分ほどアイドリング。
エンジンを切ったら各部に行き渡ったオイルが降りてくるのを2分ほど待ちます。
その後レベルゲージを抜き、先端をキレイに拭き取ったらもう一度差し込み、改めて抜いて先端に付着したオイルを確認します。

↓画像ではわかりませんが、loとhiの間の下3分の1ぐらいです。
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適量の範囲内なのでここで終わっても良いのですが、
これだと4リットルしか使っていないので、わざわざ4.5リットル入りの商品を購入した意味がなくなってしまうので、もう0.2リットル足します。

今回はフロントのみをジャッキアップし、傾いた状態でオイルを抜いたので、オイルパンに少し残っていたと思われます。
ドレンボルトを外した状態で1度ジャッキから下ろして水平にしたりすればもう少し抜けたと思うのですが、めんどくさかったので。
どのみち全量は抜けませんので、どこまでやるかはその時の気分次第ですが、「大部分」が新品になれば良いと思います。あまりこだわりすぎて大変な思いをするよりも、手軽にこまめに交換する方が大切だと考えています。

最後にもう一度量を確認し、適量を確認したら作業は終了です。

↓今回の作業で出た廃棄物
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オイル交換というとメンテナンスの基本ですが、ジャッキアップするところから含めるとけっこう時間がかかります。
加えて液体を扱うので汚れますし、気も使います。
しかも、見た目や体感的に何が変わるでもないので達成感も感じにくいです。
(オイル交換が体感できるという人もいますが、私は分かりません。)
なのでやっぱりショップでやってもらった方が良いなーと思いました。
しかし、愛するクルマですので、たまには自分で交換してオイルの状態を自分の目で確認するのも大切です。時間があって気が向いたときは皆さんもぜひ。