コロナ禍の最中に旅行をすることには多少の抵抗を感じたのですが、せっかく嫁さんと連休で休みを合わせることができたので細心の注意を払うことを前提に静岡県に旅行に行ってきました。
期間は一泊二日、交通手段は自家用車で。
あまり細かい予定を立てず思い付きで行動するスタイルでブラブラとしてきましたので紹介したいと思います。
目次
1.さわやかハンバーグ
静岡に到着してすぐの初日のお昼ご飯に、かの有名な『さわやか』というお店のハンバーグをいただきました。
出発前に職場で静岡に行くという話をすると、30回は行ったと言う熱烈なさわやかファンが1人居て、『絶対に食べてきた方が良いッスよ!』と猛烈におススメされており、どれほど美味しいのかと楽しみにしながら伺いました。
11時すぎに細江本店に到着したのですが、すでに並んで待っている方も居て、大盛況でした。
順番待ちの受付をするとレシートを渡され、そこに記載のQRコードを読み込むと待ち時間が分かるというシステムで、感染防止のために5分前までは車内で待っていて欲しいとの事でした。
さすが人気店だけあって『並ばせ慣れている』感じでした。
表示されていた時間よりも早めに案内してもらうことができて、実際には20分ほどの待ち時間で着席することができました。
※ちなみに平日の話です。曜日によってはもっと待つことになるようです。
事前の情報では『ソースはオリジナルのオニオンソース!これだけは間違えるな!』と何度も念を押されていましたので、ハンバーグセットをオリジナルソースでオーダーしました。
テーブルに運ばれてきてから店員さんにより真っ二つに切られ、鉄板に押し付けられているハンバーグは見た目にも食欲をそそります。
そして肝心の味は、とっても美味しかったです。
中は赤いままのレアな焼き加減で肉を食っている~という感じがして最高でした。
量も250gでしたので小食な私には十分満足できる食べ応えでした。
静岡県内に34店舗もあるそうですが、逆に言えば静岡県内にしかないそうです。全国的に広げても繁盛しそうなのですが、『ご当地にしかない希少性』も味に一役買っているのかもしれないな~なんて思いながら心の中で再訪することを誓いました。
2.ぬくもりの森
さわやかを後にし、次に向かったのは『浜名湖ぬくもりの森』です。中世ヨーロッパの小さな村のような・・というふれこみの商業施設(?)です。雑貨屋さんやカフェ、レストランが集まっているということで嫁さんが『行ってみたい』と。
だいたいこういった場所って行っても何も買わないんですよね。雑貨も価格が高いイメージです。フーンって眺めて終わっちゃう事が多いような・・・などと文句は心の中にとどめて指示されるがままに車を走らせます。
近くに専用駐車場があり、そこから徒歩で数分歩きます。
駐車場は無料でしたが入場料が一人400円必要でした。
えっ!入場料?
フランボワーズ味のジェラート。ハンバーグ直後なのでさっぱりできて美味しかったです。
↓こんな感じの建物が点在していてハンドメイドの雑貨や海外の食器などがそれぞれに販売されていました。
ちなみに予想通り、ジェラート以外は特に買い物をすることもなく、フーンと言いながらブラブラしただけでした。
※1店舗ごとはとても狭く、普段なら気にならないのですが、この日は少しだけ『密』という言葉が頭をよぎり外から覗いただけでパスしたお店もありました。
3.久能山東照宮
東照宮というよりもそこに至るまでの乗り物に乗ってみたくて行ってきました。
その乗り物とは、そう!ロープウェイ!
全く乗ったことがない訳ではないのですが、ほとんど記憶がないほど前の話で、ロープウェイとはどんな感じの乗り物なのか体感しに行ってきました。
乗り場につくと目的地である東照宮は眼下にあり、ロープウェイはまさかの下り!
登っていくものとばかり思っていましたので驚きました。
↓登りと下りですれ違いました。写真のおじさんは知らない人です。
ほとんど初体験のロープウェイは驚くほど滑らかで、揺れたり異音がしたりすることもなくスーッと発進しスッと停止する快適な乗り物でした。
もっと恐怖を感じる乗り物なのかと思っていたので見直しました。
肝心の東照宮は徳川家康のお墓だけあって(?)豪華で煌びやかな雰囲気でした。
けっこう石段を上り下りするので少し疲れますが、この日は天気も良かったので気持ちよく見て回ることができました。
ただ学も教養もない私にはイマイチ見所が分からず。もうちょっと予習してくると見るべきポイントがあったりするのかもしれません。
へー。これが家康のお墓なんだね~。という感想しか出てきませんでした。
しかしそこからの浜名湖の眺めはキレイでした。
ロープウェイの乗り場近くの展望台からは富士山を見ることもできました。
奥の方にうっすらと。わかりますか?笑
11月上旬でしたがまだ雪は降っていないようでした。
4.倉真温泉 真砂館
宿泊は掛川にある倉真温泉という温泉地の真砂館という旅館にお世話になりました。
もちろん事前に楽天トラベル経由で予約をしておきました。
二人で税込み47,000円のプランで、Gotoキャンペーンのおかげで
35パーセントオフになり、支払額は二人で30,550円に!
しかも翌日までの期限とはいえ7,000円分の商品券までもらえて、実質一人当たり12,000円ほどに!
貸切の温泉風呂に入り、和牛のコースの食事をし、のんびり過ごしてこの値段!
Gotoさまさまです。
↓貸切風呂。予約などはできず、空いていたら使っていいよのスタイルでした。
ちなみに他のお客さんをほとんど見かけず、結果的にいつでも使い放題でした。
↓夕食のお肉。美味しかったです。
旅館の方は皆さん丁寧な方で快適に過ごすことができました。建物は決して新しい訳ではなさそうでしたが適度にリニューアルされているようでキレイでした。
唯一の不満を上げるとすればソフトバンクの電波が入らなかったことですかね。笑
嫁さんのドコモは問題なく通信できていましたので情報に困ることは無かったので良かったのですが、無料wi-fiもロビーのみで客室では使えずで、そのあたりの電波環境だけが不満といえば不満でした。
5.エアパーク
二日目の最初は浜松のエアパークに!
航空自衛隊の広報施設で、本物の戦闘機が展示されているとの事で見学してきました。
↓二日目も快晴に恵まれました。けっこう大きな施設です。
なんと自衛隊の施設だけあって入場無料!
ジェットエンジンも展示されていました↑
ジェットエンジンって馴染みがなさ過ぎて仕組みが理解できません。大まかには分かるつもりなんですが、普段からレシプロエンジンを見すぎているせいかこの筒がエンジンだよといわれてもピンとこないというか・・。
燃焼により発生したエネルギーが後方にしか行かないのは何故なのか誰か解説してくださーい!
中にはたくさんの航空機がありました。近くで見ると意外に小さい?
こんなにたくさんのヘリや飛行機を見ることがあまりないので貴重な体験でした。
6.うなぎ 新泉
静岡といえばうなぎ!という事で二日目のお昼ご飯はうな重です!
お店の選定は、
②Gotoでもらった商品券が使えるお店で、
③評判の良さそうなところ
という基準で選びました。
いや、これ、本当に美味しかったです。
ふわふわの身に脂が乗っていて絶品でした。
商品券を使い切るつもりで肝焼きも注文!
メロンまで付いてきて贅沢なハッピーランチタイムでした。
お昼に一人4,000円は私にとってはかなりの贅沢ですが、商品券のおかげで躊躇することなくうな重を注文出来て良かったです。
今回の旅行のメインの目的はココです!
行き当たりばったりで行動している今回の旅行ですが、この工場見学だけは事前に予約が必要という事でしたので、前もって予約をしていました。
13:30からだったのですが30分前に到着し、工場に隣接しているハーモニープラザという建物で受付をしてもらいます。
開始までの時間にエントランスに並べられたピアノやピアノの構造を説明するカットモデル・有名演奏家のサインなどを眺めながら過ごしました。
まらしぃのサインもありました。
(同様に待っていた大学生らしき男性の演奏がうるさ・・・)
その日の見学者は小学生ぐらいのお子さんも含めて10名ほどで、予想していたよりも少人数でした。コロナ対応で人数を制限しているのかもしれません。
時間になるときれいなお姉さんに会議室、というか多目的ホールのような部屋に案内されまずは動画を視聴しました。
内容は主にヤマハの歴史など(世界の有名演奏家の『ヤマハは最高だぜ!』みたいな話とか)と、ピアノの制作過程におけるこの工場以前の工程についての説明でした。
その後それぞれにインカムを装着し、ガイドのお姉さんの話を聞きながら工場内を歩いて見学しました。当然、工場内は写真撮影は禁止との事で画像はありません。
ヤマハのラインナップの中でも中位グレードモデルのグランドピアノの製造ラインを工程に沿って見学していくような形で、要所要所に見学者がビデオを見るためのモニターなんかも設置されていて、快適に見学できました。
一つ一つの鍵盤の高さを揃えるために下に挟む紙の枚数や厚みを変えて調整する工程では、カムシャフトのシム調整のようだなと思ったのですが、周りを見ても共感してくれそうな人はいませんでしたので発言しませんでした。笑
見学者と働いている人の距離は近いところで2mほどで、ジロジロ見られてさぞややりにくいだろうなあと同情しました。
見学が終わるとピアノの弦をたたく部分であるハンマーをキーホルダーにした物をお土産にいただけました。
とってもオシャレで嬉しい記念品になりました。
しかもなんとこの工場見学も無料!すごく貴重な話を聞いて、珍しい光景を見させてもらって大変に有意義な90分を過ごさせていただけてありがたかったです。感謝。
8.ヤマハ発動機 コミュニケーションプラザ
さあ、次は発動機です!もともと同じ会社だった楽器のヤマハとバイクやエンジンのヤマハ発動機は今は経営も別の会社だそうで。
その発動機の主にバイクの博物館がコミュニケーションプラザです。
入ってすぐの吹き抜けのエントランスにラグビー?の応援旗が飾ってありました。大漁旗みたいで迫力ありますね。
往年のレースマシンも大量に!
黄色と黒のヤマハカラーのカラーリングがかっこよくて『次のバイクはこの色にしようかな~』と言ってみると嫁さんは『ちょっと恥ずかしくない?』ですって。
ケッ!このかっこよさが分からんとは!
奥のシャッターが開いて、何かと思ったらLFAが搬入されていました。
いつも置いてあるのが帰ってきたのか、ちょうど来たところなのか分かりませんが久しぶりにLFA見ました。エンジンがヤマハ製・・なんでした・・っけ?
実はここは数年前にも来たことがあって二回目なんですが、安定の楽しさです。でもバイクに興味のない人はきついかもしれません。
ちなみにここも無料です!
9.浜名湖SA
夕焼けの浜名湖を眺めながら、富士宮焼きそばと浜松餃子の屋台で一気に静岡グルメを味わい、今回の旅行を締めくくりました。
↓お土産に買ったなまとろりん
まとめ
今回の旅行はGotoキャンペーンのおかげと、行く先々が見学無料の施設だったおかげで本当にお値打ちな旅行になりました。
しいて言えば行き当たりばったりだったせいで、浜松・掛川間を行ったり来たりしたために高速代が無駄にかかってしまったので、ちゃんと計画して効率よく回れるようにするべきだったなあと反省しています。
でもほとんどの場所が感染症対策はしっかりとされていましたし、密になるような状況もありませんでしたので、楽しく過ごすことができました。
歴史・ピアノ・バイクなど興味のあるなしでそれぞれの場所の評価が大きく変わると思うので、みんなにおススメの場所というのは難しいですが、行かないことには分かりませんので、あまり引きこもりすぎないように、かといって気を緩めすぎないように、うまくコロナ禍でも楽しんで過ごしていけたらいいなと思います。