以前レストア記事を書いたCBR250RRですが、この度オイル交換をいたしましたのでその作業の様子をご紹介したいと思います。
※レストアの様子も途中まで調子よく書けていたのですが、なんとなく中途半端になってしまいました。なかなか継続できない性格を反省しつつ、自分に甘くストレスにならない範囲でゆるーくブログしていきたいと思います。
ちなみにこの作業の様子も動画にまとめてみましたので、時間が余ってヒマでヒマで仕方がない方は是非ご覧くださいませ。
それでは作業開始です。
まずは以前購入した安物のバイクスタンドをリアにかけてバイクを立てます。
別に立てなくても作業は可能だと思うのですが、なんとなく水平にしたいのと車体の下側をのぞき込んで作業することになるので少しでも高さを上げたいのでスタンドを立てます。
(せっかく購入したスタンドを積極的に使いたいというのもあります。)
CBR250はZと違って車体が軽いので、一人でも簡単にスタンドを立てられます。
次は車体左側のカウルを外します。
オイル交換の時は左側だけ外せば十分です。
MC22は単純に外から見えるボルトで留まっているだけなので簡単に外せます。
(というか私のオンボロCBRは一部タイラップで留めてありますのでさらに簡単に外せます。)
最近のフルカウルのバイクはなんだか複雑に爪とかで固定されていて外すのがめんどくさいのもありますよね。
カウルが外せたらエンジンを下から覗くとドレンボルトとオイルフィルターのカバーが見えます。
真下に付いていますので狭くもないし、他の部品にオイルがかかるのを気を付けないといけないようなこともない位置で作業性は良好です。
廃オイルはモノタロウで購入したオイル処理ボックスに直接受けます。
廃油受けに一旦入れて鉄粉や異物が無いかをチェックしたり、オイルの色をチェックしたりしてみても良いのですが、どうせ見てもあんまり分からないですし、鉄粉が出てきたからと言ってオーバーホールできるわけでも無いので、効率重視で直接ボックス行きです。
17mmのスパナを使ってドレンボルトを緩めて抜き取ると、結構な勢いでオイルが排出されます。
前回交換してからそんなに距離を走っていない(というか全然走っていない)事もあってか、見た感じはキレイなオイルが出てきました。
サービスマニュアルによると6,000km毎に交換せよとの事ですが、たとえ距離がまだでも交換してから何ヵ月もたつとオイルは劣化していくらしいので距離を走っていなくても定期的に交換した方が良いらしいです。
オイルが抜けたら次はオイルフィルターを外します。
フィルターのカバーのボルトは12mmのスパナで緩めて、カバーをグルグル回すとボコッと外れます。
フィルター交換はこのバイクが我が家に来てから初めてなのですが、もっとヘドロのような状態かと思いきや意外にもキレイでした。
前オーナーの手によってちゃんとこまめにオイル管理されていたのでしょうか。
ちなみにフィルターはサービスマニュアルには12,000km毎に交換せよと記載がありますので、オイル交換2回に1回の割合で交換すると良いという事ですね。
外したドレンボルトとフィルターのカバーはパーツクリーナーで洗浄しておきます。
↓洗浄後
交換用に購入したフィルターです。
KITACOの商品でOリングも一緒になっている親切な商品です。
サイズさえ合っていれば性能はそんなに気にするほどの差は無いと思いますので、純正にはこだわらず手に入れやすい商品を買いました。
色んな車種に合うようにパッケージになっているようで、余分なOリングも入っています。
四角いやつはMC22には使いません。
いつか何かに使うかもしれないので一応しまっておきます。
こうやってゴミが溜まっていくんですね。
古いOリングと入れ替えるだけなのですが、少し不思議なことがありました。
外したカバーになぜかOリングが2個入っていました。
なんででしょうね?
いくらなんでも間違えて2つ入れちゃったのならドジっ子が過ぎると思いますし、何か理由があって2つ入れたのでしょうけど、2つ入れる理由があるとすればオイル漏れをムリヤリ止める為しか考えられません。
(むかしマフラーの排気漏れを止める為にガスケット3枚ぐらい入れてムリヤリ締めたりした事を思い出しました。)
かと言ってカバー側とエンジン側のそれぞれの合わせ面を見てみても別に異常があるようには見受けられませんので、謎は謎のまま、今回は普通に1個だけ入れて戻します。
あと今回サービスマニュアルを見ていて私的に意外だったのが、
ドレンボルトの所のこの↓ワッシャ
どうやら『再利用禁止部品』では無いっぽいという事です。
ドレンボルトの所のワッシャって漏れを予防するためにペチャっと潰れて密着するタイプのワッシャを使っている車種が多いと思うのですが、このワッシャはそんな形状でもなく、マニュアルにも『損傷している場合は交換する』と記載がありました。
つまり損傷していなければ交換しなくて良いという事ですよね?
というかこのワッシャが損傷する事なんてあるのでしょうか?
いずれにせよ作業し始めてからワッシャの事を思い出し、事前に用意もしていなかったのでそもそも再利用する気まんまんだった訳ですが、なんとなくお墨付きをもらえた気分で堂々と再利用します。
今回入れるオイルです。
オイルフィルターを交換した場合は2.4リットルのオイルを使用しますので
10W40のHONDA純正G2を2リットルと10W30のG3を0.4リットル入れることにします。
別にこだわりのブレンドとかそんなのではなくて、ただ単に手持ちにG3が1本だけあったので、順番に使っていかないともったいないのでG2を2本しか買わなかっただけです。
サーキットを走るわけでも、峠を攻めるわけでもなく、近所をウロウロするだけの使用なので、低価格なオイルで問題ないと思っています。
むしろ高級なオイルをたまにしか交換しないぐらいなら、低価格オイルを頻繁に交換した方が良いという話も聞きますので、オイルのグレードには普段からそんなにこだわっていません。
とはいえ最低限の品質は必要だとは思いますので、ひとまず間違いはないであろう純正オイルを好んで使っています。
新しいエレメントとドレンボルトを車体に取り付け。
ちなみに、
フィルターの方のボルトは締め付けトルクが1.5~2.5kg-m
ドレンボルトの締め付けトルクは3.5~4.0kg-m
だそうです。
私はもちろん普通のレンチでなんとなく締めました。
しっかり下周りを閉めたことを確認して、車体右側の注入口からオイルを入れます。
オイルを缶からオイルジョッキに移し替えて入れています。
缶から直で入れるとこぼすのでオイルジョッキでちょっとずつ入れています。
2.4リットルのオイルを入れたらエンジンを始動して循環させます。
マニュアルによると2・3分アイドリングして、エンジンを停止させて、さらに2・3分後にオイル量のチェックをしろ。となっています。
アイドリング中に下回りをチェックしましたが、今のところオイル漏れは無さそうでした。(2重のOリングは何だったんでしょう?)
エンジンを切って3分後にオイル量のチェックをして問題なし。
(ピンぼけですが適正な量でした。)
あとはカウルを元に戻してスタンドから降ろしたら作業完了です。
お店でオイル交換してもらうのも良いのですが、慣れてくるとお店まで行くのがめんどくさく感じるのでバイクのオイル交換はほとんど自宅でやっています。
やっぱりできることは自分でやった方が愛着も沸くってものですし、ぜひチャレンジを~!