GVBインプレッサのタイヤが腐ってきまして、ロードノイズが酷くなってきたのでタイヤを購入することにしました。
インプレッサWRXというハイパワーな車両ですが、実際の用途は完全に通勤車。
サーキットに行くわけでもなければ、峠を攻めるような事もしておりません。
以前はFRのマシンでドリフトなんかを嗜んでいた時代もありましたが、ここ数年はスポーツ走行といわれるようなことは一切しておりません。
300馬力のマシンでも公道の交差点では徐行義務があるのです。
それに加えて新たな家族も増えたばかりで、見栄やステータスに予算をかけるような経済的な余裕もありはしません。
必要性も、経済的な余裕もないのに、国産ハイグリップタイヤを購入するという選択肢が取れるはずもなく、であればいっその事、激安タイヤを、それも今まで使ったことのないメーカーのタイヤを試してみようという事で今回はベルギーのMINERVA (ミネルバ)というメーカーの F205というタイヤを購入してみました。
ドリフト時代からナンカンやATRにお世話になっっていたこともありまして、海外メーカーに悪い印象は全く無く、国産へのこだわりも特にないので、「まともに使えるのか」というほどの心配はなかったのですが、それでも驚くのはその価格です。
neovaと比較して4分の1ぐらいの価格。
もちろん価格が安いことは大歓迎なのですが、安すぎて逆に不安になります。
しかし、オートウェイの口コミを見ると概ね高評価。
「そりゃあ国産の高級品と比べると・・」という意見も散見されるものの、コスパを評価する声が圧倒的。
この手の口コミにどの程度の信憑性があるものかという議論はありますが、それでも辛口な口コミが掲載されている商品もあることを考えると、すべてがサクラってわけではないと信じたい。
どちらにしたって、静粛性やグリップなんて主観的なものですし、耐久性だって乗り方によって大きく差が出るでしょう。つまり結局のところ自分で乗ってみない事には分かりっこないので思い切って購入。
今回は自宅にそのまま届けてもらい、知人の整備工場に持ち込んで組み替えてもらいました。
自分で組み替えたわけではないので、ホイールへの組み換えのしやすさについては評価無し。作業した知人から特に何も言われなかったので普通に組み替えられたっぽい。
インプレッサに履かせて実際に走行してみての感想は『全く問題なし』です。
専門家でも評論家でもないので、絶対的な価値基準なんてあるわけも無く、その時の気分や先入観で感じ方が変わるのでしょうが、少なくとも通勤車として運用する範囲では何も問題を感じることはありません。
交換する直前まで、【4年間履いてスリップサインが出ている激安中国タイヤがゴーゴーと唸りを上げているような状態】で走っていて恐怖を感じる様なレベルでしたので、その状況からの相対的には静粛性は劇的に改善しました。国産のコンフォートタイヤがどれぐらい静かなのか知りませんが、このF205で充分な静粛性です。音楽が聴けて、助手席の同乗者と普通に会話ができればもうそれで良いのです。というか車種が車種なのでそもそも静粛性などという項目には興味が薄いのです。
グリップに関しては正直分かりません。
繰り返しますが通勤に使用しているだけなので、ホイールスピンするような発進もしませんし、タイヤがグリップを失うようなスピードでコーナーを攻めるような機会もありません。サイドウォールの固さを感じるほどクイックなステアリングも、同じ場所を繰り返し走ってタイムを取るようなことも、何もないのです。
ですからこのタイヤがスポーツ走行に向いているのか向いていないのか、性能を評価することは今のところ出来ません。
サーキットでタイムを求めてタイヤを調べているような人が、こんな記事を読んでいる訳が無いのでそんな事は置いておいて。
ミネルバのタイヤって初めて聞いたけど大丈夫なの~?というそこのアナタ。
大丈夫です。使えてますよ。
ヨーロッパで愛されて100年。世界50か国以上で使用されているらしいですよ。
神経質にならず、普通に使えれば良いのであれば、コスパ充分です。
別にメーカーに何の関係も無いので、私生活の中で他人に積極的におススメするような事はしませんが、どう?って聞かれたら「普通に走れているよ」って答えます。
それにベルギーっていうのも良いですよね。ベルギー産の製品ってあまり馴染みがなく情報が無い分、国名だけ聞いて先入観だけで製品の評価を受けるような事が無いので、「●●産の商品って不安じゃなーい?」みたいな気分を害する意見を言われなくて済みます。(笑)
本当はTOYOのR1Rが好きなのですが、
しばらくこのミネルバのタイヤで過ごしてみたいと思います。
もし万が一、重大な不満が出てきたら加筆して更新します。
それまではひとまず『悪くないですよ』と。