GVBインプレッサとKZ1000とCBRと。

インプレッサGVBとCBR250RRとKZ1000の整備記録と備忘録ですが良くも悪くも誰かの参考にでもなれば幸いです。※Amazonのアソシエイトとして、当メディアは適格販売により収入を得ています。

バイク用バッテリー充電器 お安い商品を購入して実際にCBR250RRの充電に使用してみた話 SUPERNATTO 星乃充電器

バイク用のバッテリー充電器を購入しました。

と言ってもバイクの充電器自体は以前から持っていまして、今も活躍してくれているのですが、バイクが2台ありますので充電器も2台あった方が便利だなと思い買い足しました。

 

ただ2台目という事で、どうしても必要というわけではない(1台ずつ充電すれば良いっちゃ良い)ので予算的になるべく安いものを探していました。

 

そんな中見つけたのが今回の商品で、楽天市場3,980円(送料税込)とかなり安いです。

星乃充電器

 

サルフェーション除去機能とか、過充電防止で長期間付けっぱなしでもOKとか色々書いてありますし、レビューの件数も多く評価も概ね良好と大丈夫そうな印象でしたので深く考えずに購入しました。

 

さっそく開封してみると、箱の中には充電器本体の他にバッテリーと接続するための接続用のコードが3種類入っていました。

それとちゃんと日本語で書かれた取扱説明書と保証書も入っていました。

保証書には保証期間は24か月と書かれています。3,980円のお値打ちな商品なのに2年間も保証してもらえるなんてお得な感じがします。

よっぽど壊れることのないものなのでしょうか。

取扱説明書には本体のLED点灯パターンの意味が書かれています。これを無くすとのちのち意味が分からなくなって困ることになりますので大切に保管しておきたいと思います。

同梱されていた3種類のケーブルのうち、1つ目は大きめの一般的なクリップ形状の物です。それぞれ色分けされて+と-の表記がありバッテリーのそれぞれの端子に挟んで接続して使用します。車などの充電器ではおなじみの形状です。

2つ目は小さめのワニ口形状です。バイクによってはバッテリー周りに十分なスペースが無く、大きなクリップだと入らないことも多いと思いますので、そういった狭いスペースでバッテリーを車載したまま充電する時に一番使いそうです。

3つ目はバッテリーにボルトで接続するタイプで、一度取り付けたら車載したままにしておける便利アイテムです。バッテリーはシートの下などにあることが多いですが、車種によってはバッテリーにアクセスするために工具を使ってボルトを外したりする必要があり、充電のたびに作業しないといけないので意外にめんどくさいです。

そこでこのケーブルを接続して充電器と接続するカプラー側をバイクの取り出しやす場所に仕込んでおけば、2回目からはいちいちバッテリーに触らなくても手軽に充電器と接続できるという寸法です。

明日ツーリングに行くから前日の夜に充電しておこう!という時にも暗い中シートやサイドカバーを取り外したりしなくてもカチッとはめるだけで簡単に充電できるので便利です。

ちなみにこのケーブルだけ、車載したまま走行することになるので万が一雨などがかかってもショートしないようにカプラーにキャップが付いていて親切設計でした。

それとこれも万が一を考えての事だと思いますが、ヒューズこのケーブルにだけついています。

安価な商品ですがきちんと考えられていて、好感が持てます。

それぞれのケーブルの反対側の充電器と接続するためのカプラーは、プラスマイナスが反対に接続できないような形状になっていて、うっかり間違えることが無いようになっていますので安心です。

今回は3つめの車載ケーブルを使って実際に充電できるのか試してみます。

充電するのは画像奥に写っているHONDAのCBR25ORRです。

1990年式でMC22という型です。

最近生活環境が大きく変わる出来事があって、めっきりバイクに乗っていませんでした。

しばらくほかっておいたらバッテリーが弱ってしまってエンジンがかからなくなってしまいました。

キーを捻ってスタートスイッチを押しても、キュキュキュと弱弱しくセルが回る音がするだけで、エンジンはかかりません。

 

まずは接続用コードをバッテリーに取り付けるべくシートを外します。

MC22のシートはネジ2本で留まっていますので、シートをめくってドライバーで緩めて外します。

シートを外すとすぐ真下にバッテリーが見えます。

MC22はかなり作業しやすい位置にバッテリーがある部類です。

これぐらいなら別に充電のたびにシートを外してもいいかな。

せっかくの機会なのでちゃんと充電されたのか数字で分かるように、現時点の電圧を測定してみました。

11.5Vです。

12Vのバッテリーと聞くと、11.5Vならそんなに電圧が低くないような印象を受けますが、実際にエンジンがかからなかったわけですので低いのでしょう。

充電した結果この電圧がどのように変化するのか見てみたいと思います。

バッテリーのプラスとマイナスに接続用ケーブルをそれぞれ共締めし、反対側の充電器に接続するカプラーをタンデムシート下の小物入れの中に出るようにカウルの中を通してきました。

これで今後はタンデムシートをパカッと開けるだけで充電器と接続できるようになりました。

さっそく充電器と接続し、コンセントに挿してみると、

『12V』と書かれたLEDが点灯

『バッテリーマーク』のLEDが点滅しています。

説明書によるとこの表示の時は回復充電中という事で、サルフェーションの除去をしているとのことです。

ぶっちゃけサルフェーションとか言われてもよく分かっていないのですが、

メーカーの商品ページに記載の説明によると、電解液の硫黄成分が固まって、バッテリーが劣化する現象の事をいうらしく、バッテリーにとっては良くない状態らしいです。

これを改善してくれるとの事なので、仕組みなどはさっぱり分かりませんが期待して待ってみます。

ちなみにこの工程が必要かどうかは自動で判断してくれるようで、作業自体はただコンセントに繋ぐだけです。

ネコにエサをあげたり、洗車したりして4時間ほどたってから見てみると、

『12V』と書かれたLEDが点灯。『バッテリーマーク』のLEDも点灯。という状態に変わっていました。

説明書によると回復充電の工程は終わって、通常充電中という段階に移行しているようです。

つまりまだ充電中で完了したわけではないようですが、作業時間の関係でこの段階で一旦充電器を取り外し、エンジンがかかるか試してみます。

 

その前に電圧を測定してみると、13.2Vに上がっています。

充電前は11.5Vでしたのでちゃんと充電されて電圧が上がっていることが確認できます。

12Vのバッテリーといっても正常値の下限が12Vほどという事らしく、13~14Vほどの電圧が健康なバッテリーの電圧らしいです。

無事に電圧が上がっていることが確認できましたので、実際にエンジンをかけてみようとキーを捻り、スタートスイッチを押すと・・

 

ウンともスンともいいません!

よく見るとメーター周りのランプすら点いていません。

 

電圧は上がっていたのに何故!!と一瞬焦ったのですが、バッテリーを確認してみると車両のプラスの配線がバッテリーに接続されていませんでした。

充電器を接続する時に、充電用の端子だけを繋いで、バイクの配線を外したままにしてしまっていました。

もう十数年、車やバイクばかり弄ってきて未だにこんなミスをするなんて・・

プラスの配線を繋ぎ直して、スイッチを押したところ、キュルキュルキュルと元気よくセルモーターが回り、無事にエンジン始動できました。

 

というわけで3,980円のお値打ち充電器は非常に使い勝手の良い商品でした。

たくさんの種類を使用した事があるわけではないので相対的な評価はできませんが、実際に簡単に充電できましたので、体験における実績ありという事でおススメです。

 

接続ケーブルはつないだままになっていますので今後はカプラーを接続するだけで簡単に充電できますし、数か月単位で接続したままでも問題ないという事ですので、バッテリーのコンディションを維持するためにも、バイクに乗らない期間はこまめに充電して、弱らせないように管理していきたいと思います。

 

 

ちなみに今回の作業の様子も動画にしましたので、ぜひご覧いただけますと嬉しいです。


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