もともとはランエボ7[CT9A]の時に購入し、FD3Sの時にATRの新品タイヤに履き替えて、その後ほとんど使用しないまま自宅の倉庫に眠っているホイール&タイヤがありまして。
せっかくあるし勿体ないのでなんとかGVBで使用できないかなーと思い試してみることにしました。
実際に履き替える前にまずは机上の空論を。
現在GVBで履いているレイズのホイールが
18インチで幅が9インチ、オフセットが+50
ハイフライのタイヤ(中国製の激安タイヤ)が
245/40/18です。
倉庫にあるのがa-techのファイナルスピードで
17インチで幅が8インチ、オフセット+28
ATRのタイヤ(こちらはインドネシア製)が
235/45/17です。
まずはタイヤの外径の計算から。
245/40/18が直径653mm
235/45/17が直径643mm
ATRの方が直径で約10mm小さいです。
半径で5mmですので見た目にはそんなに影響ないと思われます。
次にタイヤの外径が変わると1回転で進む距離が変わりますのでスピードメーターが狂います。どれぐらい狂うのか計算します。
といっても自分で計算しなくともサイズを入力するだけで誤差を計算してくれる便利なサイトがありますので利用します。
それによると、、、
外径653mmと643mmを比較すると、「メーターには実際よりも1.54%速く表示される」とのこと。
メーターが40km/hを表示しているとき実際には39.36km/hしか出ていないと言うことになります。
メーターよりも実際の方が遅いので速度超過の心配は無いですし、そもそも誤差の範囲のわずかな違いですので問題ないと判断しました。
ということで外径問題はクリアです。
次にオフセットの問題です。
単純にオフセットを見比べると+50mmが+28mmになりますので外側に22mm出ると言うことになります。
ただホイール自体の幅が1インチ細くなりますので外側は1インチの半分(12.7mm)引っ込むということに。
つまりホイールの外側は12.7mm引っ込み、22mm出るので結果的に今よりも9.3mm外側に出るということになります。
そこで今のホイールのツラ具合を糸を垂らして測定してみます。↓
フロント↓
リア↓
フロントは8mmぐらいしか無いように見えますので怪しいです。リアは10mm以上あるので大丈夫そう。
フロントはどうしてもダメならキャンバーを付けて調整する余地があるので、計算上絶対履けないってことは無さそうなので実際に試してみることにしました。
ちなみにホイールハウスの内側は22mm外側に出るうえに12.7mm細くなりますので35mmほど外側に逃げますので車高調に当たる等の心配はまずいりません。
インチダウンするのでキャリパーも当たらないか心配になるところですが、GVBには純正で17インチ仕様もありますし、パッと見たところ余裕ありそうなのでまず大丈夫そうです。
ただ、ATRは8インチの細めのホイールに235を履かせています(ホイールよりタイヤの方が太い)のでショルダーが引っ張られていないぶん、段差などを乗り越えたときにタイヤがフェンダーの爪に当たりそうです。
何はともあれ、とりあえず実験的に実際に試してみます。
出来ました↓
見た感じリアはフェンダーからはみ出すことなく収まっています。
フロントは・・・少なくともタイヤは出ているような気がします。ただ出ているのはタイヤの横腹部分だけで、ホイールのリムはギリギリ収まっているように見えます。
確か法改正によりゴム部分は10mmまで出ても良くなったハズです(解釈あってますかね?)ので、一応グレーという事で。
実際に走って見ますと、やっぱり大きめの段差でタイヤがボディに当たるガスッという音がします。しかもリアが当たるようです。フロントはステアリングを目一杯切っても干渉は無いようですが、リアはバンプするたびに音がしますし、タイヤの縁に擦った後が確認できます。
ボディにダメージを与えるのも嫌ですし、タイヤにキズが付いてそこならバーストするんじゃないかと心配にもなります。
かといって、車高をあげるのは嫌ですし、有り合わせのホイールのために爪折りするのも気が引けるのでやっぱり元に戻そうと思います。
ツライチ具合は格好いいんですが、実用性を損なってまでわざわざ使用する程の物でも無いですし、GVBの改造&整備の方針として「合法」を重要視していこうと考えていますのでその意味でもグレーな状態では落ち着きませんので。
という訳でGVBに17インチ8J+28&235/45/17の組み合わせはオススメしません。
ピンポイントすぎて誰かの参考になるとは思いませんが一応記録として。
リア↓フェンダーから垂らした糸にギリギリ触れていません。
フロント↓タイヤが少ーし糸に当たります。